2013年07月28日
富本憲吉が愛した絶品和菓子
英国紳士にも見える文化勲章にも輝いた「近代陶芸の祖」
富本憲吉(東京芸大で建築・デザイン指導後、京都芸大に工芸科を開設。学長も務める。民芸・日展・新匠工芸・伝統工芸。日本を代表する4つの美術団体の草分け。
平安神宮にある「平安殿」は、絶品の和菓子・その看板を書いたのも富本憲吉であり、今もその看板が使われている。
話によると、昔この店は道具屋さんだったと聞いたことがあります。
富本憲吉先生が京都芸術大学を開いた時、
助教授近藤悠三・講師がその後東先生と嵯峨美術短期大学陶芸科を開かれた岩渕先生。最初の助手が父小山喜平
初期の4名は全員「新匠工芸会」のメンバーでした。
後「日本工芸会」に多くの方が移られますが、
その岩渕先生ゆかりが今の「平安殿」だそうで、柚子をたっぷり効かせたお菓子。
実は初期の頃、父や近藤豊先生らが手伝いに行ったことがあるそうで、ゆず餡入れすぎて怒られたとか。
老舗が柚味を少し効かせる程度の時代に、しっかり柚子味で勝負して東京まで知れ渡たそうです。
看板が富本先生。包装紙も板垣稔次郎先生。2人の人間国宝が応援した和菓子です。
ちなみに、富本先生の唯一4つの美術団体で行動を共にしたのが、私の祖父鈴木清です。
鈴木家には鈴木爽司・卓司・故鈴木健司が次の世代で活躍し、また親戚・縁続きには、
清水六兵衛・谷口良三・西村徳泉などの京都の名家・有名陶芸家が数多くいます。
ちなみに私も無所属で「日展」に2回入選しましたが、「シルクロード」の遺跡がテーマなので、展覧会出品は取りやめました。
「チエラミスタ」の仲間には近藤・猪飼・山田・市野・木村・加古・浅田・岡田・岡本・蔭山・鈴木他優秀な陶芸家だたくさんいます。
これも京都です。五条の高木さん堀尾さん今熊野の井上さん土谷さん泉涌寺の森さん伯耆さん伊藤さんお世話になりました。
こらからもよろしく。
今京都の陶芸は「わんわん展」で1つになろうとしています。
8月10日まで「五条陶器まつり」も今年はすごい盛り上がりです。芸術家は食も愛するです。
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