2007年03月09日
「ナガサキヤ」&「パティオ」
私が料理の勉強をしたいと志した中高生の頃、京都で新しいフランス料理でコンクールで金賞を取っている料理長がいた。私は、是非その方の下で修行がしたいと問い合わせたが、せめて料理学校か少し経験があれば、1度テストしてもいいがとのお話。まだ高校生だった私は、その後色々な経験を積みながら、当時「ナガサキヤ本店」の料理長になっておられると知って、高島屋にあった姉妹店のスペイン料理「ナガサキヤパティオ」の調理場で、下働きから仕込みを担当させていただくようになり、憧れの料理長に本店でお会いできるようになった。2年ほどがんばってようやく正社員の本採用を前に、車の免許を持っておくようにいわれて、1月からの3ケ月間休んで自動車学校に通う間に運命の「カプリチョイース」との最初の出会いがあり、「ナガサキヤ」「カプリ」の両方と関係のあるお店のヘルプに行ったために、私は、他のフレンチの店に就職することになってしまった。ボタンを掛け違うと運命は思わぬ方向に動き、「カプリ」の責任者になってからも、「ナガサキヤ」の先輩の家に遊びに行ったりがしばらく続いた。チョコレートなどでも有名なお店の先駆け的なお店は、京都から姿を消してしまった。
Posted by こやまあきゆき at 23:08