京都のカレー好きは下鴨のカフェ「Verdi」へ!

こやまあきゆき

2015年05月21日 19:48

以前「京都食文化研究会・京都くいしんぼうの会」事務局のある左京区の「いやいやえん」に立ち寄った時に、オーナーの大槻さんから紹介されたのが「カレーの海で泳ぎたい」

今日ようやく著者が経営する、北大路河原町下がった西側にある、世界のコーヒーが実にハイレベルで味わえるカフェ「ベルディ」でゲットしました。

この本がどうしても欲しかったのです。

私の「定番にしたい異国料理店」(教材研究所・HPで入手可)には、京都のハイレベルのインド料理店やネパール料理店が網羅されているので、正直京都情報に関しては、2009年出版の私の本にすべて載っているので、情報として欲しかったのではありません。

しかし、私がこの本を是非皆さんに読んでいただきたいのは、純粋に京都で生まれ育ち、しかも京都のあの老舗の「進々堂」ファミリー。

ただ実際この本を読むと、素直に京都でカレーが好き。おいしいカレー屋さんを食べ歩いているうちに出会ったインドカレー・ネパールカレー・バングラディッシュカレー・タイカレーのことを、著者が出会った様々なお店の方との会話の中から1つ1つ知った知識・感じたことが伝わってきて食べ歩きを楽しんでいる私たちに1番大切な楽しみ方を教えてくださっている本だと思います。

更に、なぜ安いのに「京都くいしんぼうの会」のブログでチェーン展開している特にネパール系インド料理店を紹介しないのか。

「京都国際レストランネットワーク」からも同類のインド料理店も含めて除外されています。

逆にネパール料理店「ヤク&イエッティ」「チャンダル」や「ヒマラヤ」が堀川に引っ越した「シナモン」は評価しています。これらのお店は、ネパール料理そのものも紹介していておいしいからです。ちゃんとした料理人やオーナーがちゃんと作っているお店はちゃんと紹介しているのですが、本物を知らない日本人には水で薄めたカレーを出されてもわからないのです。そんな裏事情を、この本でははっきりと書かれています。

様々な専門用語もご自身が知られたときに説明されていますから、本当に気持ちのいい本です。

京都でカレーを楽しむのに、あるいは皆さんが京都で食べ歩きを楽しむのに1度は読んでみてください。

ちなみにこの本。私は「いやいやえん」で飲み食いしながら全部読んでしまったのですが、どうしても手元に1冊おいておきたくって今日「ベルディー」で買いました。

もうひとつこのお店は世界のコーヒーが楽しめますが、下鴨セレブ御用達です。とても上品な大人のお店です。東京からもわざわざ来られる方が多いお店です。

気さくなオーナーと静かに語り合ってファンになった方がたくさんおられます。

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