ロシア料理って何? 1バルト海・北欧編

こやまあきゆき

2007年01月28日 22:11

ロシア料理は、150以上の民族の料理ですが、いくつかに分類してご案内します。ヨーロッパロシアは、食文化の面で北欧と共通点が多いのです。スラブ系民族は、現在のウクライナの首都キエフからポーランド西部辺りから周辺に広がったようですが、一つの説は北欧バイキングと同系の種族が移動してきたのが最初という説もあります。特に東スラブのロシア・ウクライナ・ベラルーシは、有る時期大ロシア・小ロシア・白ロシアと呼ばれたルースキートリオですが、ベラルーシは、北欧の勢力下にいたので、北欧との関係も深いのです。料理で説明するなら、北欧・ロシア共通の料理が、ニシンやサーモンを塩漬けにしたものを、植物性油に漬け込んで塩分を抜き、マリネで食べる方法は、やがてロシアの前菜を意味するザクスカとなり、キャビアなど共にフランス料理に取り入れられてオードブルとなりました。野菜や果物を保存食として食べる、カプスタ(キャベツ)・アグレツ(キュウリ)や様々なドライフルーツは、時にマイナス40度を超える国々の貴重なビタミン源でした。トナカイなども共通食材です。

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