欧州料理のルーツロシア料理「キエフ」で。

こやまあきゆき

2014年10月24日 00:53

欧州料理といえが、フランス料理が王道だが、それは欧州全体の料理も、元々農産物なども豊かな中央に位置するフランスに持ち込まれて、太平洋・新大陸の文化も地中海文化も北欧文化も持ち込まれているから。

中でもオードブルの習慣やコースとして順番に食べる習慣や食事のスタイルもロシア文化圏から持ち込まれたものが多い。

なぜなら、ロシア文化圏はギリシャ・ローマ時代のギリシャ文化も継承者でもあり、イスラムに追われたギリシャ正教関係者は皆現在ウクライナになったキエフに逃げ込んだ。フランスやイタリアやスペインなどがローマカソリックの西ローマ帝国文化圏なのに対してロシア文化圏は東ローマ帝国文化圏がユーラシア大陸を東へ進み太平洋まで広がった。

世界に太平洋から大西洋までまたがる国はロシアやイギリス・フランスなどであり、イギリス・フランスなどは海外県を持っているからだが、ロシアは陸続きでまたがっている。

そこには130以上の民族が暮らしており、カルムイック共和国のようなモンゴル系の仏教国もチェチェンほかのイスラム教徒が多い国も含まれている。

さまざまな文化は、モンゴルやイスラムなどの遊牧民文化を受け継いだペリメやシャシリクから北欧と同じニシンやサーモンマリネ(セリョートカ・ケタ)からビーフシシューまで幅広い。

今日は久しぶりに10年近く務めた加藤家のロシア料理店「キエフ」ウクライナ名物のボルシチ・ピロシキ・キエフスキーなどをいただいた。

ロシアンティーブルガリアのバラの花びらのジャム添え。グリビー。ロシア黒パン。

ボルシチやピロシキはスラブ系民族がキエフ公国から広がったルースキー(ロシア・ウクライナ・ベラルーシー)のみならず。西スラブ西ローマ・カソリック圏のポーランドなどでも同じルーツの料理がある。

今日は、モモのリキュールのカクテルで乾杯したが、欧州第2位の生産量を誇るロシアビール「バルチカ3番」もいただいた。

御供は、いっしょに祇園スイーツを散策したこともある若きくいしんぼう仲間の女性たちである。

年齢性別に関係なく、くいしんぼうは皆仲間になれる。

最近は家族での外食が多くなった。

2人の娘が20才を過ぎる年になって、料理とお酒も楽しめるから。

次女はもすぐ誕生日。

家族4人で乾杯の日も近い。

もっとも家内は飲めないので、おかげで車で出かけられる。ある意味ラッキー。

でも、娘たちがお付き合いしてくれるのも今だけだろう。

今日の日まで、京都でいっしょにご飯食べした人は2万人を超えた。

京都人口150万だけれど、私の場合は京都に来る世界中の人たちといつでもご飯食べしてきたから。

始めて母国本をプレゼントしてくれたのは、ハンガリーのガル・チボールだった。

中国料理本は、当時仲が良かった中国の陽や台湾の紀や香港出身シンガポール在住の雷がくれた。

京都産業大学外国語学部在学中にチャーチルが創設された「P・T・P」の以来で設立した「国際交流倶楽部」には、ドイツのドクターバウアー」・イタリアのロマノ先生。フランスのムッシュレルー教授ほかアメリカ・イギリス・スペイン・オーストリア・NZほか様々な国の8人の先生もオブザーバーになってくださり、熊野神社の免税店「アミタ」のレストランでパーティーを開いた。

100人の文化人のサロンになった円山公園の「東観荘」。教育大学附属時代の同級生の100人以上は今のご飯食べ仲間でもある。

「キエフ」は歌手加藤登紀子ファミリーのお店でもあり、今度祇園甲部歌舞練場でもライブがあるが、キエフでもライブがある。

他にも「シルクロードの会」他3000人以上の会員だここをホームグランドにされている。

ここで私も多くの会に参加者としても出席し、楽しい時間を過ごした。

食空間は社交場でもある。

くいしんぼうはどこにでもいる。

長い人類に歴史。

今私たちがこの世に存在するのは、同じ歴史の祖先をもっているからだ。

今はもしかすると家族がいない1人かもしれない人でも。大家族の人でも。

歴史を振り返ると、狩猟採集民族時代のご先祖様もいるし、飛鳥・大和時代のご先祖様も、平安時代・鎌倉・室町や戦国時代を生き抜いたご先祖様もいる。何をしていたかは知らないが、どこかの携帯電話のコマーシャルを別として、ほかの動物でなかったのは確か。

どんな時代でもしっかり食べ物を確保して生き抜いてくれた人たちの私たちは全員が子孫なのだ。

私の子孫はもしかすると娘の代までかもしれないし、その先も続くかもしれないし、先のことは神のみぞ知る世界だが、

有名か無名かに関係なく、人生をしっかり食べて育ってくれたバトンを今受け継いでいる。2人の娘にバトンを渡したので、最終ランナーではなかったが、そうであったとしたらゴールのテープを切ったかもしれない。「マラソン誕生秘話」のように「走れメロス」のように最後に倒れても悔いがない人生を最後まで突っ走ろう。最後のデスマスクが笑顔になっているように。

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