15夜 お月見のお菓子?

こやまあきゆき

2008年09月15日 00:12

中秋の名月?
満月ですね。
観月会が開かれています。
今日は、八幡の「石清水八幡宮」が、AM2時から、平安朝の天皇行幸が再現されます。もうすぐですね。

ところで、今日は、北山の会のメンバーでもある高島先生が、阿じゃり餅を持ってきてくださった。満月なのでとの事。このお店の「満月」は、月見のお菓子として有名。

といううことで、皆さん満月の月見のお菓子って何食べますか?
最近の若者は、お菓子よりマックの月見バーガー食べるそう。満月の5時からはW月見があると、若者が言ってました。

私は、東山区の泉涌寺に生まれたので、近所には和菓子屋さんがいっぱいありました。
「鶴屋」「亀屋」?「音羽屋」「奥田」「澤正」・・・
その後、長く左京区に暮らしているので、やっぱり出町の「ふたば」が1番です。

饅頭系では、大学時代までは、わざわざ桂の中村軒に買いに行きました。
月見といううと「月見団子派?」それとも中国式の「月餅派?」

9月の京都は、元々里芋で団子のようにして作ったものです。
それが、月見団子の原型で、あの形もそこから来ています。
もちろん、里芋で作るとき、昔はあんこは無縁でした。

月見の習慣は、中国の観月の行事が、日本の平安貴族の時代から取り込まれたようです。
そのお貸しが「月餅」。中国では、1人1個なんて贅沢な食べ方ではなく、皆で大切に分けて食べました。
この饅頭の語源は、シルクロードの共通言語で、ウズベキスタンの「マンディ」やマントゥが中国語の饅頭になりました。

京都の木屋町三条上っ月餅屋さんの「月餅」は、中国のものとは違います。中国点心や中国茶の専門店には、置いてあります。
大切に味わってください。

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