エジプト料理「caffe bar Faraon」

こやまあきゆき

2013年05月19日 16:46

祇園に昨年OPENした「エジプト料理Faraon」
今年になって三嬢河原町に新しく「caffe bar Faraon」としてOPENしている。
祇園時代と違って、メニューがどんどん充実している。

エジプト料理には、東地中海の様々な料理が含まれているためにギリシャ料理で有名な「ムサカ」や
「キャバブ」「ファラフェル」などギリシャ・トルコ・アラブから北アフリカ全体の様々な歴史な中で広がっていた文化が楽しめる。イスラムの方が多い国では、お酒が飲めない国も多い。当然お酒を作ってない国も多い。エジプトには、様々な歴史の中で育ってきた文化が共存しているので、トルコとエジプトはこれらの地域でも欧米系の人々にとっても馴染みの地域であるために、食べながら飲む文化も存在する。

ちなみに、京都には「ZAZAPUB」という、トルコ人オーナーのお店が三条木屋町にあり、「FARAON」のオーナーもこの店にいたそうです。仲良しのアゼルバイジャン人オーナーの木屋町六角の「ZAMUZAMU」がペルシャ系なので、きょうとの街には、トルコ系・ペルシャ系・エジプト系の飲んで楽しめるお店が三条木屋町周辺に3軒もできました。

老舗のトルコ料理店「イスタンブールサライ」が、三女河原町2筋北を東に入ったところ。

河原町高辻にペルシャレストラン「プネプネ」河原町佛光寺にモロッコ料理「ラバラカ」と京都で東地中海料理を楽しめるお店増えました。

歴史を考えると当然かもしれませんが、モロッコ料理店の方もエジプト料理店の方もアフリカ料理のカテゴリーに入れようとすると、ちょっとアフリカと違うんです。と必ず言う。
ヨーロッパとの関係も歴史的に深く、地中海文化圏でもあるし、ペルシャ・トルコ・アラブとの関係もある。もちろんエジプトは世界4大文明の一つに数えられている。

アフリカの食文化は北アフリカと西アフリカ・東アフリカ・中央と南アフリカで、地域によって気候風土の関係もあり違う歴史がある。更に北アフリカは、エジプト・リビア・チュニジア・モロッコなどそれぞれが自分の国の歴史・文化に強い思い入れがあるので、クスクス1つ見ても、モロッコの人は、チュニジアとは違うと主張する。もちろん彼らはトルコでもアラブでもペルシャでもない。モロッコ料理店のオーナーはベルベル人だ。

どの国もヨーロッパの国とも関係が深い。

やはりこれは、食べ歩くしかない。

ちなみに、以前京都にはマリ料理店やガーナ他アフリカ料理店もあって、中央アフリカ・西アフリカ・東アフリカ料理もいただけたが、今これらの地域の料理は「ビバラムジカ」に行くしかない。ポルトガルの影響も強い南部のお店ができてくれるのを待っている。ちなみに大阪の「ポルトガリア」の創業者はこの地域で生まれたポルトガル人だった。今は代替わりしたが。南部には英国やポルトガルの影響の料理も残っている。また、海岸地域では魚料理も多い。ダチョウ・ワニなども日本で流通しているが、ゲテモノ扱いされている。食用に牧場も存在する。アフリカ自身は多くの地域が保護地域になってきているので、狩猟して食用に日本に送られるわけではない。

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