ケーブルテレビに夢中

こやまあきゆき

2012年03月08日 18:10

地レジ対応とネット社会への対応のため、我が家は昨年からケーブルテレビに接続されたので、いろんな番組が見られるようになりました。

ちょうど、「京都食文化研究所」設立のために、これまでの世界の歴史の資料を人類が農業を始めたあたりから、すべて再検証しています、

5000年から2000年前までの時代の再検証。あまり調べてなかった韓国朝鮮半島や秦までの中国史。古代のアフリカ・民族移動以前のユーラシアなどを調べなおした為、イメージの参考になる中国や韓国朝鮮半島を舞台とした歴史ドラマは、ほとんど見ています。

更に、フーディーズような番組は、世界の知られていない地域の食文化を知る上ですばらしい情報源です。また、創作でも、ロードオブリングやNHKの大河ドラマは、時代考証されているので、頭を整理する意味でも参考になります。たとえばロードオブリングには、ケルトゆかりのものが映像に出てきます。アレキサンダーには、民族大移動前の遠征地の様々な衣装や食生活の模様が。

あくまでも、頭を整理するための参考ですし、創作されている部分もありますが、逆にありえない映像も多々見受けられます。たとえば、時代劇の町の茶店に当時希少価値の磁器の湯飲みが出てきたり

しかし、世界の様々な文化を映像でも見られる時代になった事。そして、それが自由に見られる国で暮らしていることに喜びを感じます。

ただ、政治家やメディアの報道が、こんな自由な日本でも時には、偏っているのは残念です。たとえば、イランの核開発問題やチベット問題です。私は、政治や宗教問題を語るのは避けていますが、報道が一方的なのは常にどうかと思っています。

核拡散には反対ですが、大国だけ持ってるのも持っている国が偏っているだけに、昔の植民地時代と変わってない今の世界が、平和になれるのか心配です。

中国の安定と成長が、世界の経済発展に寄与している事は世界が認めている事ですが、ここに宗教問題を持ち込むと東アジア全体の平和共存をむしろ破壊してしまいます。これはインド周辺の南アジアも同じです。

いちばん難しいのは、異なった宗教・イデオロギーを持つ集団が、争わずに共存するために共通のルールが作れるかどうかです。これができないと人類の平和はありえませんし、戦争や紛争は絶えません。

世界を知る事は、必ずしもいい結果に常になるとは限りません。常に大国の核兵器が自分の国に向けられていると知っている国の人は、安心して暮らせません。日本人が、原子力発電所の事故を福島で体験するまで、多くの人が放射能の脅威を日常感じずに暮らしてきました。長崎・広島を体験していてもです。

私は、国連の常任理事国は今の5カ国で十分だと考えています。英仏も世界中に海外県を持っています。なのに、5つの多民族国家は、皆形態が違います。他民族や複合国家の共存は、うまくいけば最高ですが、問題解決はいたちごっこです。

少数民族の歴史や文化にどこにでも首を突っ込んで、記録したり保存の呼びかけをしたり、日本はこれからもどんどん世界と交流を深め、大国から少数民族までの歴史や文化を記録し、保存する活動やネットワークの一員になっていくことを願っています。

情報化時代だからこそ、中立で正確な情報発信を、すべてのメディアの方にお願いします。ただでさえ、情報過多の時代ですから。
                           こやまあきゆき

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