ウッドノートでキナコオーレと和菓子

こやまあきゆき

2011年07月11日 22:09

北大路と叡山電車が交差する西側を、一乗寺駅に向かって歩いていくと、「ウッドノート」という喫茶店だある。オーナー自身が、カフェでなくって喫茶店。とおっしゃるお店は、オーナー好みの音楽と、音楽をこよなく愛する人たちが、その居心地のよさと、素材をいただけるメニューで、京都に1つの歴史を刻んできた。

私は、この店の数軒北の古い木造アパートの1室を、自分の私物を置くプライベートスペースとして借りていた事もあり、今の自宅も、結婚して最初に住んだアパートも歩いてすぐの距離ながら、早朝に家を出て深夜に帰る生活のために、ずっと前を素通りしていた。ペルシャレストラン「シャンディーズ」に移籍したおかげで、念願かなって閉店前にたどり着き、ガラス越しに覗いていると、オーナーや音楽好きのお客様が、楽器を持って演奏中の様子。

「お邪魔するのも悪いし、今日はやめとこう」と、帰ろうとした瞬間、女性の方が、「どうぞ」的そぶりで、背中越しだったオーナーに、怪しげに覗いている私の存在を告げられた様子。

少し扉を開けて、ドリンク一杯だけ、いいですか?

「うちは、そんな店ですからどうぞ」

で、幸せのひと時。
女性もライターの方で、以前私を書いてくださった方で、驚き

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