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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき
YUKI(ニックネーム)こやまあきゆきは、本名小山晶之 
京都東山の泉涌寺の登り窯のあった陶芸の家「黒門」で誕生。
世界の食文化の研究家。父はシルクロードの工芸研究家で陶芸家の小山喜平。「京都国際学生の家」の同期8人と「くいしんぼうの会」を結成。会員15カ国150名。京都の伝説の無国籍料理店カプリチョース初期の責任者 現在200店舗の外国料理店で、「京都国際レストランネットワーク」を作る。(会長イゴールライラ・スロベニアレストラン「ピカポロンツア」事務局ロシア料理「キエフ」「グリーン」「フィゲラス」「バリバリインドネシア」他11店舗。)代表世話人。「京都国際食文化研究所」代表 京都エスニック50年記念出版「定番にしたい異国料理店」(教材研究所)は、約400冊が、京都の図書館・医療機関・大学・国際交流機関に無償配布されている。京都府農業会議「ダーチャプロジェクト」立案・NPO「ふるさとテレビ」顧問・NPO「京都環境21」理事・「北野創生会議」・「京都プロデュース協会」会員・「民族芸術学会」会員・「ワールドミュージックネットワーク」世話人 幼小中の教育大附属桃山の同級生とのお誕生会以来、人生で出会った沢山の仲間達と、今も様々なご飯食べ会を楽しんでいる。

著者 「定番にしたい異国料理店」教材研究所 刊
共著 「はらはらと」円山公園東観荘で吉川女将を囲む100人畑岡先生編集
陶芸出品 「京展」「日展」他 約200回
個展   「アートスペース八源」「しまだい」他
特別制作 「京都市中央市場65周年市長賞場長賞副賞制作
     「大乗寺200天目茶碗」「円山公園東観荘織部の間&庭園」
     「京都大学医学部茶道部茶会の為の天の岩戸の水差し」
     「同じく 平安神宮茶会の為平安神宮白砂の水差し」
代表作  「母なる大地」(第3回チェラミスタ池坊と花器展 買上)
     「砂漠の蜃気楼 バーミヤン」(現代工芸展)「ペトラ砂漠の神殿」
     「心のブラックホール」(チェラミスタ 近鉄百貨店)「塔・ボロブドゥール」
     「回想」「宙」(日展)「勾玉伝説」(炎の陶芸展)
展覧会企画「アートスペース八源」(二年)「美食器展」(14回)
     「ホテルフジタ京都平安京ギャラリー」(1年)
     「京都市美術館チェラミスタ展」
     「京都国際ホテル35周年記念日本庭園舞台に浮遊群」
     「京都歴史都市博チェラミスタ展 七つの島企画担当」
     「京都府陶磁器組合連合会青年部六団体新世代 inしまだい」
陶芸指導 「京都市公立小学校」「京都市保健所リハビリ陶芸」
     「長尾谷高校」「つくば開成高校」と五つの陶芸倶楽部
      などでこれまでに約3千名に陶芸指導(円山陶芸協会)
出版物紹介「作務衣の手ざわり」あさかよしこ 京都の百人の職人の1人
     「日本の陶芸」共著陶芸実技小山喜平 実技写真モデル
現在   「京都国際食文化研究室」代表。
     「幸せの100円パン生地工房」にて、現役のパン生地職人。
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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年12月31日

2008年1番印象に残ったお店・料理

今年1年一番印象に残ったお店・人・料理・スィーツ
今年も最後になりました。
本の出版の方は、順調に進んでいます。

さてまず総括として、今年であった人たち。なんといってもかつての仲間。「無国籍料理カプリチョース」の責任者をさせていただいた、「グランピエ商会」の岡田社長・「丁子屋」の中原さん。独立して「いやいやえん」をつくった大槻一之。その時のスタッフで「スピークイージー烏丸店」の店長になった大槻晴彦・そして元「フィゲラス」料理長から、私の時代に「カプリチョ-ス」北白川店の料理長。その後「プエルタ」ギンモンド「丁子屋」なども担当し、御池御前無国籍創作料理「すみや」を開いた平山紀久雄。皆。ある意味昔の戦友のような、家族のような人たちと、今年たくさん再会できたのは、まさにこのブログや本の出版準備も兼ねた食べ歩きの結果です。いっしょに『京都国際学生の家』で3年間暮らし、退寮後に『苦胃辛抱』を結成したイゴールのスロベニアレストラン「ピカポロンツァ」や大阪のエドワルド・ミラ・バティスタのポルトガル料理店「ポルトガリア」も、私のいるロシアレストラン「キエフ」も不景気の中盛況です。30年を超えるくいしんぼう人生の出会いの大切さをたくさんかみ締めた1年でした。イタリア政府から派遣されて、シルビオビータも帰ってきました。いろんな意味で『再会の年』になりました。

どのお店が1番おいしいか?好きか?は愚問です。
その時の気分。一緒に行く人。時間帯。さまざまな条件で行きたいお店は刻々と変わります。ただ、私が行くお店は、昼は¥1000前後、夜は¥3000位の予算でも十分楽しめるお店。そして、私や、そのくいしんぼうな仲間たちにとって、いい意味で手持ちの行きたいお店のカードになるお店たちです。

京都ガイド・京都本がたくさん出ているのに、このブログに出てくるお店がほとんど紹介されてないのは、まず、ほとんどが宣伝広告費を出して雑誌に掲載されることを断るお店が多いからだと私は考えています。本が全国出版などになればなるほど、また有名誌になればなるほど、その経費はかなりの金額になります。もともと、安くって、1日わずかの売り上げでがんばっているお店にとっては、まるで次元の違うお話を持ちかけられるため、けっして常連さんのたまり場にしたいわけではなくって、そんな費用どこから出ると思ってるの?的な話。もちろん取材だけでいい本作っている会社もたくさんあります。このブログでも紹介してますよね。

結果として、有名な京都本は、高級な和食やフレンチ・イタリアンの高級店や、東京資本の巨大チェーン店系列が名前を連ねる結果となって、これしか情報のない方は、選ばれた高級店をお回りになるわけですが、学生の町京都には、学生さんが普段ご飯食べに行ったり、デートで行ったり、その学生時代の気持ちを持ったままおじさんおばさんになっても。気持ちは学生のまま暮らしている人が、山ほどいて、ランチ¥1000は高いやろう。¥500にしとこう。てな感覚でお店やってる気持ち学生のままおじさんおばさんたちのおかげで、京都は食のパラダイス。都なのです。

今年、こやまあきゆきが食べあるき、飲みあるいた中で、インパクトに残ったものまとめて見ます。

○一番おいしかったデザート
「そうげんカフェ」のプリンパフェ¥650
 
「さる屋」の¥1500スィーツ盛り合わせ。とか「NZカフェグリーン」のホットガトーショコラ。キルフェボンで今年いただいたいくつかのの季節限定「タルト」は、もちろんおいしかったのですが、ある意味どこにでもあるプリンで、食べた瞬間、「このプリンうまっ!」と思わず一人感動したので、妙に印象に残ってしまって、それ以降市販のプリンをたべなくなってしまいました。ある意味でゴディバに代表される、おいしいチョコレートを1口食べる喜びは、普通のチョコ3箱位食べても得られません。おいしいものの価値。高すぎるのは困りますが、1口で感動できるもの。やっぱりおいしいです。

今年の京都のデザート事情。
「フローズンヨーグルト」のお店が河原町蛸薬師にできたり、「Beehive」といううトッピングを混ぜる創作アイスクリーム専門店が四条御幸町上がるに誕生。
ハワイ・オアフカフェ 銀閣寺道西の「ウリウリ」では、自家製創作アイスクリームが。「空と海」や山科の「バラクーダ」でも沖縄アイスが食べられるように、流通も多様化してきました。
錦市場や宇治茶本舗が更に続々スィーツに進出。
カフェでオリジナルスィーツを作るお店が急増し、老舗のケーキ菓子店がやや苦戦の状況です。
もしろん老舗でも人気店はありますが、若い方が新しいオシャレなお店に足を向ける傾向は世の常。
三条会商店街は「さらさ3」と「らん布袋」の開業で若い女性が目的地としていくようになり、同じく「さらさ花遊小路」の出店で、柳小路と並んで、あたらしいオシャレ空間路地に変身しました。
あとベルギー料理「モニュマンブルー」の焼き菓子もビール料理と共におすすめです。西院 東佐井通り四条下がる1階はよそのカラオケ屋さんです。

○レストランで今年1番印象に残ったお店は

アゼルバイジャン・トルクメニスタン・ペルシャレストラン「シャンディーズ」

アゼルバイジャン人のレザさんよくここまでがんばりました。今は大変人気のお店になりました。
料理の経験のあるレザさんが、日本人の奥さん一緒になられた当初、働かれたのは和食のお店でした。いつか母国の料理の店を作りたい。そんな夢が、偶然食べに行った神戸のトルコ料理店との出会いで、1歩進みました。コックさんが辞めて、もちろんオーナーもトルコの方でしたが、料理を出すのに苦労しておられたのがきっかけで、レザさんが料理を担当して、いろいろな料理の指導もし、ある意味それも日本での貴重な経験となって、三条河原町1筋下がった、あのお寿司の「金兵衛」さんの斜め向かいに自分のお店「カスピアンキッチン」を持ちました。おいしいと評判になりましたが、小さいので思ったことができない。店探しの過程で祇園にドリンク中心の2号店をOPEN.しかしやはり料理を食べさせたいと探した結果「祇園ドルネキャバブ」をOPEN.大型店探しをかねて、ニュージーランドでお店を持っている弟さんが応援のために来日。そして念願の「シャンディーズ」
OPENまで、たどり着いたのです。
すべての貯金も使い果たし、なんと、あの事業展開しているインド料理店「ラージュ」のラジャスさんが、「カスピアンキッチン」をお店、内装ごと買ってくださって、インド料理店に衣替え。その資金を加えて人生最後の挑戦と本人がおっしゃる様に、決死の覚悟で60席の大型カスピ海料理店「シャンディーズ」がOPENしたのです。

ところが、世間は彼の必死の挑戦に大きな壁を用意していました。

たしかにレサさん、料理はできます。応援の弟さんは、あくまでもOPENの助っ人。本命の現地の一流ホテルで実績のある料理長と彼が幼馴染だったことから、この計画に賛同して、料理長を引き受けてくれていたのですが、時まさにサミット直前。アゼルバイジャンは、イスラム圏にあるために、この時期、イスラム圏からの労働ビザ申請は、大変厳しく、慎重に審査されたために、OPENしても許可が下りません。もちろん、在留資格を持つレザさん自身料理人ですが、60席は半端ではありません。表のスタッフも、京都在住の応援団たち。実は、私にもホール担当してくれないかとの相談も在りましたが、「キエフ」を今投げだすわけにも行かず、私なりにいろいろあたっているうちに、彼の人徳で、続々応援団が集まってきました。

最初は、メニューが限定でしたが、料理長も無事許可が出て、今では、OPEN当初から比べてかなりメニューも増えています。
何よりも、ばたばたしていたOPEN当初と違い、今は本当にお客様がたくさんこられている事、更に行ったお客様が、「キエフ」にもこられた時、「おいしかったよ」「いいおみせだね」という声が増えてきたことです。
さまざまなハンディーキャップを乗り越えて、外国出身のオーナーが、京都で母国料理店を開くのは、本当に大変です。
まして、「アゼルバイジャン料理」のお前に、「アゼルバイジャン」てどこ?

カスピ海と黒海の間にあるコーカサス3国の一つ。
コーカサスは葡萄が8000年前から利用されてきた、葡萄のふるさと。
3国の「グルジア」はグルジア正教。旧ソビエト圏では、一番同属の占める割合が多い国ですが、もともと大陸は移動が自由な他民族国家。ワインの故郷として、最近フランス資本が入り込んでいます。
「アルメニア」は、世界で最初にキリスト教を国教にした国。ブランディーの故郷・コニャックを作っていたアルメニア人が母国に帰って作ったとされる「アララット」(ノアの箱舟伝説由来)は、世界最高級ブランディーの一つ。そして、唯一イスラム圏のアゼルバイジャンは、もともとトルコ系民族ながら、ペルシャ勢力圏に組み込まれたために、ペルシャ化が進んだ地域。したがってイスラム教シーア派が多い。ちなみに、ペルシャ人はもともとヨーロッパ系。

レザさんには、夢があります。「シャンディーズ」は、アゼルバイジャンの緑に囲まれた日本で言ううならば温泉のある保養できるリゾート地。京都の好きなレザさん「。できれば鞍馬とか緑に囲まれた、できれば温泉が近くにある土地にゆったりした「シャンディーズ」を作りたい。
「夢は、実現するためにみるもの」 こやまあきゆき

というちょっとウンチクがながくなりましたが、これからも応援します。

○京都でやぱり1番個性的レストランは、

アフリカ料理「アシャンティ」

ケンコフィーが作るアフリカ中の料理には、驚き満載。
阪急「西京極」駅出口と反対側の駐輪場前なので、駅から5分かからない。
夜のみ営業。昨年いろいろ紹介しました。まずHPを見ているだけで、?????がいっぱい。
でもれっきとした、フレンチ料理人です。

○京都で1番マニアックなオーナー

スコットランド料理&バー
「アンソシエンテ」の堀江さん
黙って食べても、出してくるものはおいしい。
しかし、ひとたびウンチクを質問すると
止まらない。
すごい博学。

○京都で安すぎてごめん

メキシjコ料理「エルラティーノ」の川端さん。自称メキシコ料理界の価格破壊児
元花博館長。タコスも具たくさんで¥200円台。6~700円

京都のメキシコ料理は強力だ。
ビクーニャは何食べてもおいしかった。でもちょっとにぎやかすぎ。ラテン音楽好きには、たまりません。
レイナデレイナは、岡崎公園疎水べりなので、静かにデートコースで。
マリアッチは、友人・家族などにそれぞれ向きが違う。
エルラティーノは若いグループや外人さんにおすすめかも。

○京都で1番素敵を感じた女性

やはり。ベタだが「スワン」の桑島依子さん。
いつも笑顔が絶えない。ご主人との二人三脚の余裕か、満席でごった返していても、質問に丁寧に対応してくれる。
おまけに、「アオザイ」の制作やパーティを主催しておられるからか、若い女性に圧倒的に支持されている。
正直私、アーミールックで浮いています。
男用のアオザイもありますよ。と笑顔ですすめられると、そのうち作ってしまいそうです。

○京都で1番かわいい女性オーナー

当然、この人です。

「カウニスマーラ」のマーラさん。
フィンランドカフェで、基本的にこれしかないフィンランドハーブティーを注文して、2時間でも3時間でもおしゃべりに付き合ってくれる。結婚30年。ご主人がプレゼントしてくれた宝ゲ池本通りのお店はそのものずばり「カワイイマーラチャン」
店に、ムーミングッズ他、かわいいものもいっぱいです。

○京都で1番出会えてよかった女性

「サーガル」の黒田さんです。さまざまなご苦労を乗り越えて、京都1番おいしいインド料理店の一つに必ず名前が出るお店になっています。このお店の名前を聞いて、「あそこはおいしい」と言う人がほとんど。悪い評判を聞いたことがありません。

これって普通珍しいことです。
味には、好みがあって、ある人がおいしいといえば、ある人はおいしくないというう。それが普通です。
たとえば、年末で2冊のラーメン特集が出ていますが、正直私には、おいしい店はともかく、なんでこんな店が載ってるの?というお店が両方とも何軒も載っています。
私しかいないのに。さめて麺も茹ですぎの最悪のラーメン出したお店や、油っぽくって食べると気分が悪くなるお店まで。
でもこれは好みです。

私は、昔は「天天有」ファン。今は「千の風」。
他に「いいちょ」「高安」「天一」「銀閣」「たく味」他たくさんのラーメン屋さんをおすすめで書いてますが、行っても書かないお店もたくさんあります。行ってないか、いいと思わないか。あくまでも私の主観です。

ですから、インド料理では、よく出るいいお店が「サーガル」「アジャンタ」「ティラガ」「ニューデリー」「ヌーラーニ」です。
予算やや上のお店「アショカ」「ケララ」「ムガール」も新しいお店の出展ラッシュで、ランチなども安くなってきたように思います。
昔はご馳走の1つで「アショカ」に家族でよそ行きの服着て行ったものです。普段は、「DIDi」や「ガラムマサラ」のカレーで満足でした。
楽しい時代になりました。お店屋さんは、大変ですがインド料理はすっかり生活に定着しました。よかったね。

○京都のスペシャリスト
アメリカンスタイル「スピークイージー」の藤本久志さんは、京都バーテンダー協会支部長
お酒の専門家だ。アメリカ生活のなかから、そのライフスタイルを持ち込むさい、しっかり専門の勉強をするためにバーテンダー協会に参加、今では後進の指導者でもある。
大人が、お酒を楽しむ空間のするにはと、繁華街の中心部に進出。
お昼気楽になべに行けるフロアとその上のバーコーナーが分かれている。くいしんぼうにうれしいのは、それでもバーコーナーで、こばらがすいていたら一部の料理が食べられること。

仕事が終わって、何か食べたい。でもゆっくり飲みながら語り合いたい。そんなおとなの時間をさりげなく演出してくれる。
プロのバーテンダーのいる店。

ベルギーの「モニュマンブルー」でも英国バー「バートランド」でも北欧バー「フィンランディアバー」でもウオッカバー「ナカニシ」でも、こちらから話しかけない限りよけいなおしゃべりはしない。私のようなおしゃべりには無理な世界だが、質問には的確に言葉少なに答えてくれる。世界のビール「フライイングKEG」はうんちくのかたまり。すごいです。


○今年最も予想外の驚きの出会い

やはり「カフェ・ドストリップ」の辻野さん「T&A」との出会い。
ローリングストーンズやジョニー大倉さんのステージ衣装を担当する衣装デザイナーともいううべき人のアトリエが「モロッコカフェ」になっていたこと。

京都にトルコ料理(「イスタンブールサライ」「カッパドキア」「ハミーズキャバブ」)やペルシャ系料理(「シャンディーズ」「ドルネキャバブ」「プネプネ」)があり、イスラエル出身の方が「ファラフェル」「よらむ」を開いておられるのに、アラブ圏の料理の専門店gた見当たらないとブログに書いていたら、まず、このお店の情報をゲット。ただ、堺町六角上がる美容室「クンクンルーホー」の上4階まで螺旋階段で歩いて上がらないといけない為に、何度探しても見つからなかった。実は、「クンクンルーホー」昔、家内が結婚した頃行っていたので、私もカットしに行った事があるのだが、ぱっと看板を見ると読めない。てっきり「モロッコカフェ」とか、国旗とか目印があると思って何度も探した。

行って驚きの洋服・雑貨店

その奥にある。

クールでお忙しい中、モロッコのことを聞くと、突然写真を持ってきてくださり、私の質問に丁寧に答えてくださった。
決して無愛想なかたではありません。おそらくシャイとほんとにお忙しいので、でもタジンは1時間前に予約すれば辻野さんがおられる限り作っていただけます。

私は、ミントティーで満足。お時間があればお話できればラッキー。
だって、お会いできるだけでも光栄ですから。

で、「アラブの会」の中村さんが教えてくださった川端今出川東へ画材やさんの路地を下がった、アラビア語の「アシュクルク」にいくと、イスラム文化に関心の深いお店で、アラブ圏の料理も食べられます。こちらも、トルコ・ペルー・スウェーデンとか、その日に数種類用意しているので、マニアック向けです。ただし、基本は、おいしいチーズとワイン

○さて最後になりました

今年の1番お気に入りの料理は

「アントニオ」さんの「パエリア」です。
少し、焼きが甘くないですか?と心配されていたとおり、私の他の料理の食べるのが早すぎて、おまけに普通パエリアは2人前から要予約なのに、私が急に時間ができて、出版社の枝川さんと直前に電話してOKしてもらったので、ごめんなさい他は皆さん予約席。グループもおられたのに、無理聞いていただいて、おまけにお味はとってもおいしかったのです。

今年は、「スペイン料理の年でした」
パワフル木下さんの、「ラマーサ」「エルフォゴン」に続くガリシア料理店「ガジェガ」。次はどこ?

来年1月15日ごろ京大近くの東一条西に、OPEN予定のマニュエルさん料理長の「ティオペペ」(たぶん「PEPE」)も、銀閣寺でいただいたビンチョスは最高でした。老舗の「figueras」が京都駅スバコに出店。山本さんがんばったね。
若者に人気の御池木屋町下がる「JAMPACK」も出町に「RICORICO」を出店。
博物館南西の「Levante」の谷脇悠吉さんのハチノスの煮込み。
我らが「カプリチョース」仲間の山田さんの「セサモ」(三条木屋町一筋上がる地下)が安くておいしいのは当然。
四条木屋町 スペインワイン&シェリー専門販売店「ノノヤマ」さんの「プラテロ」は、シェリーを勉強する最高の環境です。

思えば、嵐山に高田さんが「ボデゴン」を開き、私が2年間お世話になった「ナガサキヤ」が高島屋に「パティオ」を開き、タルトタタンで有名な岡崎のフレンチの姉妹店として「フィゲラス」ができてから、スペイン料理が浸透するのにずいぶん時間がかかりました。ある意味、イタリア料理専門店よりスタートが早かったのに、大きく差をつけられたのは、特に京都での「タントタント」や当時「イルパッパラルド」などイタリア料理研究会を作られてレベルアップに努力されたイタリアンシェフたちの功績でしょうが、30年前、オリーブオイルを日本人が、まだ受け入れられなかったことを知る人は少ないでしょう。
今では、おいしい香りになったオリーブオイルは当時ガンマンできない。食べられないとの苦情から、パエリアをバターライスにしなければ出店させない的な笑えない話が実際あった話で、その意味で、イタリアンの功績によって、オリーブオイルのおいしさを日本人は知ったのです。

その意味で、今年は、「スペイン料理開花の年」
が私の総合的印象です。

その中で、日本人に知られている「パエリア」をおいしく作ってくださった「アントニオ」さんの「パエリア」が、私の今年1年食べ歩きの1番2008年印象に残った料理です。

今年もたくさんおいしいものをいただきました。
すべての料理人とスタッフの皆さんに心から感謝いたします。
そして食べることの大好きな皆さん
本年度 「京都くいしんぼうの会」ブログをごらんいただきまことにありがとうございました。

2009年は、私にとって結婚20周年の年になります。
来年は、更にしばらく行けてなかった東アジア・イタリアン・フレンチ・和食も見聞を深めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。  


Posted by こやまあきゆき at 20:18京都グルメ情報資料

2008年12月31日

大晦日インド料理「ヌーラーニ」とカフェ「バリガシ」でランチ

大晦日
「ホテルフジタ レストランピエスデゥー」にお裏方の仕事が終わった後、お昼を食べに大将軍に1年前にできた「ヌーラーニ」でランチ。このお店、ご主人のヌーラーニさんが作るインド料理も好評だが、料理研究に熱心な奥様が取り組むこだわりのスープも
好評。この日もかなり遠方からわざわざ食べに来たお客様で繁盛している。

西大路一条を西へ。

このお店北野天満宮の前の警察で場所を聞いたとき、若い警察官の方が、わざわざ外まで出てきて笑顔で道を教えてくれたほど、地元ですでに広く認知されている。

¥1000前後のコースがA~Eまで。最近ノインド料理店によく見かけるが、夜もお子様セットがあったり、2人で主な料理をいろいろ楽しめるスペシャルセット。があったり、インドの炊き込みご飯もある。

インド料理店を広くアドバイスしておられる永田さんお勧めのお店。またキエフのスタッフのロシア人ナターシャのお気に入りでもある。

実は、この日偶然にもウクライナのキエフとの交流協会のモレーナさんや「ぐるぐるカフェ」のオーナーで、ハラール食材の輸入元の「Dolphin」の大槻晶彦さんとも偶然このお店でお会いした。実は3人とも高野のイズミヤカナート近くに住んでいる。
なぜに、大将軍のインド料理店で出会うのか?
それもこの店の人気の秘密。
大槻さんのお店「ぐるぐるカフェ」で改めてゆっくりお話しましょうといううことで、この日は別れた。

ところで、昨日共通の友人麻衣子さんがぐるぐるに来ていて「モンゴル人の彼氏と結婚しました」の報告

プライベートなお話だが、麻衣子さんはモンゴルの歌姫として各地で活躍しておられる。
ネパール料理「アニル」や「ヒマラヤ」のスタッフも勤められたが、実は、今年秋に短期間だがロシア料理「キエフ」のスタッフとしても仕事をしていただいた。

私とは、もともと「キエフ」のお客様として出会ったが、その後京都にできた「モンゴル餃子」のお店で再開。「キエフ」のイベントでの交流を経て、スタッフ参加していただいた。ちょうどご結婚の話もあって退職された最後の頃に、「ぐるいぐるカフェ」10周年パーティーに行こうの話。残念ながら私は仕事でいけなかったが、京都は狭い。皆出会うべくして出会う。

「ハラール食材」は、みんな同じルートで仕入れている。インド料理・トルコ料理・ペルシャ料理・アゼルバイジャン料理・インドネシア料理だから皆知っている。

もちろんインド料理でも、ヒンデゥー教系・仏教系や日本人の経営などでは関係ない。あくまでも熱心なイスラム教徒方のお店、または、料理人がイスラム教徒の方の場合。

インドネシア料理でもほとんどはバリ料理店。こちらのイスラム教徒は少数派。

マレーシアや北アフリカにも多い。国や料理を超えた宗教上の食文化にかかわるネットワークがあることを、日本人は知らない。
考え方にもよるが、この戒律。お祈りをしてから、鳥や羊の血を抜いてしまう。これも、宗教上の問題とは別に、衛生上の問題として、たしかに安心できる処理法であって、きっちり処理していないとクレームがつく。日本人のイスラム教徒の方が、キッチリ処理していないと食べられませんよ!と真顔で言っておられたその真剣な表情からも、そうしてないと我慢出来ない。という感情が全身から伝わってきた。

世界の料理を食べ歩いて、現在の日本に共通のこのような戒律がないので、何でも食べ歩きができるわけだが、どの国、どの民族、どの宗教の話を聞いても、たしかに。となっとくしてしまうのは、ある意味私が日本人だからだろう。

食事の後に、デザートを食べるべく、インドネシアのバリ島のデザートのお店、その名も「バリガシ」(バリのお菓子)にいった。
デザートだけのつもりだったが、表のメニューで、「パパイヤチキン」セット¥1250とバリの黒米にパウムシュガーを使ったデザート「Bubur」¥680を注文した。
香ばしいチキンは、バナナの葉の上に並んで、パパイヤがトッピング。
果物を料理に使うのは大好物なのと、このチキンだけでもおいしい。
ごはん付き。

デザートは。中近東のライスプディングほど甘くない上品な味。アイスクリームに蘭の花。
好みでココナッツミルクをかけると、新婚時代にバリハイヤットに泊まって、海岸の水中バートロピカルムードにひったったあの日がが蘇ってくる。楽園。そういえば『楽園アジア』ごぶさたしてます。今年最後のエスニックはバリで終わるか?

まだ日は長いが、なにしり昨日のお餅9個がまだ未消化の気分で2つランチ食べたので、今、ブログ書いて休憩中です。
お店は北山駅から北へ。バリですが、北北と覚えてください。

しかし、下鴨本通り上がったタイ料理「タムサバイ」。北山駅北東「イノブン」の東並びのタイ料理「チャンノイ」。賀茂川北山東岸を上がったタイ語から名前を取った「カフェ ノイナー」。植物園来た向かいのロシアンカフェ「バーバチカ」そして「バリガシ」。北山もエスニックしてきました。しかし、皆さすがにオシャレ感覚があります。泥臭い系エスニックお店がありません。やっぱり北山です。北山の老舗「キャピタル東洋亭」。中華の「白龍」。おいしい野菜「天使のカフェ」。老舗の焼肉「南山」。松ヶ崎の「アピカルイン」もランチがなってます。修学院下がったアメリカンスタイルの「スピ^クイージー」も、大丸北の烏丸店ができてがんばってます。「パパジョーンズ」「カプリチョーザ」などもがんばってます。と書いていたら、「Very Berry Cafe’」からメールが入りました。1月「二条店」は1日・15日定休日。「御幸町」「北白川」両店は、木曜日定休日。で、全店2日・3日は閉店7時まで。

とりあえず、1日は休みで後はがんばってるそうです。夕方までは2日からあのデザート達に家族で出会えますよ。
  


Posted by こやまあきゆき at 16:36アジア・アフリカ料理

2008年12月31日

12月30日にこやま家恒例もちつき

12月30日は、こやま家恒例のもちつき

東山区泉涌寺の日赤病院の裏は、昔「くろもんさん」と呼ばれた母方の、陶器の登り窯と、それを取り囲む工房と一族の住まいが、黒い焼き杉の板塀に囲われ、正面に陶器を運んだリヤカーも出入りするために、大きな黒門がありました。そのために、地域にお人に「くろもんさん」と通称で呼ばれていました。開窯当時は800坪あったそうです。今は半分になり、代が変わって母方の鈴木家は叔父の代になり、我が家は元「くろもん」の道に面した小さな家です。10年ぐらい前までは、叔父の家で両家の家族合同で、30日がもちつきの日でしたが、叔父の3人の娘達もそれぞれ結婚して家を離れ、男3兄弟の我が家の30日の恒例行事となりました。
 餅つきの石臼などの道具は叔父の家で昔から使っていたもの。セイロでもち米を蒸すのですが、木を毎年近所の工務店でいただくのですが、あいにく処分された後で、父の日曜大工の残りでかろうじて足りました。何と、昭和5年生まれの父は、この日のために、庭の伸びすぎた木の枝を、電動ノコで切り、更に、道具置き場用に、自分で屋根を取り付け、雨用対策まで万全でした。家の奥に工房があるために、狭いながらも庭があり、まだ地面は土のままで、植木もいろいろ植わっています。

その庭で、1年に1日しか3人顔を合わすことがない兄弟が、エイサ・エイサと掛け声かけながら、交代で餅をつき、返し方を務める。

餅つきは、父がつき方1番手で、長男の私が返し。2番餅は、3男 景広がつき方で、次男 順司が返し。3番餅は、次男がつき方で、私が返し。後は、私・三男・次男と順につき方になり、ほぼつけたときに、子供たちがつき方体験。

普段粘土を丸めている工房は、この日ばかりは、母以外のお嫁さんと子供たちの餅丸め工房に。

母は、御節の準備と、一足早いお雑煮の用意。

1番餅は、御鏡さん。普通サイズが2組。次にミニサイズが3組。兄弟3軒分。
昔は、大きな御鏡さんをみんな作ってましたが、今は、自室すぐ食べる御餅になってしまって、ミニサイズに。

1番餅は、すぐにお皿にちぎって入れて醤油と大根おろしでさっそく腹ごしらえ。
次に、白の丸餅と餡餅つくり。
食べたい人用に、刻み納豆ときな粉と砂糖を混ぜたものと2種類用意してある。

すると小学生の姪御が、上段 きな粉餅 中断 納豆餅 下段 餡餅 のミニ三段鏡餅を作った。
「これ、順番悪すぎ!」と、思わず私も突っ込み入れる。せめて 上段 納豆餅、中断 お口直しの餡餅、最後にきな粉餅にせんと、口の中で納豆ときな粉が混ざったら最悪。 その声にあわててきな粉餅が上から下へ移動。
バランス悪~。正月のコマの形状。

そんなこんなで、つきたてのお餅でお雑煮もいただき、なんと餅9個。

小学生のモモちゃんが、パパ昼ごはんいつ食べるの?

どうやら、餅はご飯と認識していない。

「お餅食べたでしょ!」とママ。
「お餅ってご飯だったの?!」

ほほえましい 持ちつき行事。

弟が昨年、三条烏丸西入る「衣棚」に『こばらがすいたら』というう一品¥300ぐらいからの和食の店を開いた。
今年になって、小中学生の間で、「こばらがすいた」が流行語になっている。もっとも、弟の店は、近くのOLさんやサラリーマンの方が多いようで、この流行はあまり関係なさそうだが、次男は、旭化成ヘーベルハウスで、家つくりが専門。

実は、子供のときから父が、衣食住は、人間がどんな時代にでも必要な仕事だから、といっていたせいか、兄弟3人素直に衣食住の世界を仕事にしている。不思議なことに、3人いるとき、1番こまめにみんなのご飯の世話をしているのが、住宅の仕事に進んだ次男。この日も、皆が食べる餅の段取りはほとんど次男が準備。ビールまで持ってきてくれる。

昔から、料理人は、家であまり料理しないといううが、すっかり餅でおなかいっぱいの1日でした。また来年。  


Posted by こやまあきゆき at 15:12京都ふるさと食の再発見