京都で異文化を感じる外国料理店

こやまあきゆき

2008年10月06日 00:40

「京都くいしんぼうの会」のメンバーが、1番よく聞かれる質問。
1番めずらしい、おすすめのお店はどこですか?

皆さんにとって、「エスニック料理」とは、どんな料理ですか?
基本的に、自分が所属する生活圏の共通の料理文化から見て、異質の文化圏の料理を意味するようです。

では、アメリカのエスニック料理ってどんな料理?
ある専門家の本では、WASPの料理以外は、エスニックに該当するとの見解です。もちろんこれには、他の国からの移民よりも原住民が異議を申し立てるでしょうが、1つの文明や文化圏が、統一されて国家になったとき、その統一する為の基準となった文化以外が、エスニックなのでしょう。

日本人にとって、すでに和洋中華の食文化は、エスニックといいにくいのですが、欧米でも日本で洋食の主力が、現在はフランス料理になっており、フレンチとイタリアンは、密接な関係があります。ここでは、イタリアンが先輩ですが、東アジアも中国・朝鮮半島とモンゴルなどは、日本文化と歴史的に密接な関係があります。私が、エスニックとは、考えない理由は、その点です。
醤油・豆腐など、中国から持ち込まれた文化は、たくさんあります。これは、朝鮮半島も同様で、同時に中国の北部・西部は、様々な遊牧民や少数民族の暮らしている地域です。マーボー豆腐で有名な四川は、中国の西ではなく、中心に近い地域です。
京都と姉妹都市の西安は、中国の地図の中心にあります。
シルクロードは、様々な民族を越えて料理や文化を伝えました。
ユーラシアは、古くから、料理文化が往来してきた歴史でもあります。

前置きが長くなったので、そんな中で1番、現在の日本人の日常の料理文化とは、異質な世界を体験できるお店たちを、数点ご紹介しておきましょう。

「ナムベト」ベトナム料理店の中で、1番雰囲気も味も現地ベトナムを感じるお店。
「龍門」中国料理店の中で、驀進中のお店の秘密は、中国人が食べておいしい味。
「カフェ・オ・バオバブ」マリ料理
「エステレーラ」ブラジル料理
「アシャンティ」アフリカ各地を網羅
スロベニア料理「ピカポロンツァ」
「アジアティカ祇園」フィリピン料理
「キンカーオ」タイ・ラオス料理
「イーサン」・「ラクチャン」「アジアティカ」「タムサバイ」タイ料理
「RIアジア」ジャワの味
「楽園アジア」「プルナマ・バリ」
「ハティハティ」インドネシア料理
「アントニオ」スペインアンダルシア料理(「ティオペペ」は、東一条に移転工事中)
「ピカポロンツァ」スロベニア料理
「カッパドキア」「イスタンブールサライ」トルコ料理
「老安記」四川料理
「ウリウリ」銀閣寺西のハワイ・オアフ料理
「シャンディーズ」アゼルバイジャン・トルクメニスタン・ペルシャ料理
「ヒマラヤ」・「アニル」&「ヤク&イエッティ」ネパール料理
「ゲイル」「ザ・ヒル・オブ・タラ」「マクラクランズ」アイルランドパブ

以上の30店舗は、現地出身の人が料理を作り、現地のお店をそのまま持ってきた雰囲気が強いお店である。
そこに行けば、その国の空気を感じられる。ただし、コミュニケーションが難しい場合もある。
尚、インド料理は、たくさんあり、あまりまづいお店に出会ったことがないので、いつでもどこでもどうぞ。


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