高台寺で夜間法話 震災支援のお話

こやまあきゆき

2011年03月15日 23:08

一時、中止にするか色々考えた結果、実行した高台寺夜間拝観

今日行って、とてもよかったです。
各寺院には、何で今ライトアップやってるんだ的電話がたくさんかかってきたそうです。
しかし、寺院は元々悩みややすらぎや、いろんな個々の目的で多くの方が来られる場所です。

今回も、参加した誰もが家族や友人が震災に遭っていて、いろんな事を誰かと話したい。相談したい。
そんな思い出参加された方ばかりでした。

ほとんどの話題は、今何が出来るか?すべきか?の話でした。

法話も、今、自分が出来る事から行動に移しましょうといううお話でした。

各地におかれた義援箱にも皆さん祈る思い出義捐金を入れいました。
参加した両親の中でも、父もつなみを体験しています。昔、大阪で帝塚山近くまで津波に飲み込まれた事があります。
その時、自宅の500m手前の川も増水し、少し低かった対岸が、甚大な被害を受けました。山側が少し高かった為に、もう少しといううところで助かりました。そんな父は80歳。大阪の空襲も経験しています。大阪空襲では、輪を描くように空襲があったそうで、今の高島屋近くに自宅やお店があった父の家は、最初は空襲されませんでした。しかし、実は、悪夢はその後でした。周辺部の後に中心部が空襲を受けた為に、逃げ場ない中で自宅の地下の防空壕を飛び出して、手塚山に向かって逃げたそうです。結果的に、高台でもあるこの地域には、大きな高級住宅街が並んでいた為に、空襲から外れていて助かりました。

参加者は、皆、震災の体験を語り合っていました。

近く、関東から避難してくる方を受け入れる家もあります。
今出来る事で、皆行動しよう。多くの方が、癒しを求めて寺に来ていました。
皆、それぞれも思いを持って帰ってきました。

東山のライトアップ。
それは、派手なショーアップされた世界ではありません。
1人11人が、自分を見つめなおす場です。


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