「祇園亭」というおでん屋さん

こやまあきゆき

2007年03月10日 00:12

私が学生時代や陶工訓練校の訓練生時代に、展覧会の帰りとかにしんみりおでんつついたのが、祇園の北西の角か数件上にあった「祇園亭」。うっかり戦争中の話をふると、マスターの戦争体験をたっぷり聞かされるので、できるだけ自分たちの世界を作っているのだが、なにかの拍子にオーダーといっしょにネタふってしまうと延々最後まで話は続く。決して聞きたくないのではないが、注文そっちのけで話がどんどん膨らんでまるで戦場にいる気分になってくる。若い頃から大食いの私は、とりあえず入店と同時にいっぱい注文して、腹ごしらえ済んでからネタフリしていた。ロールキャベツがこんなにおいしいものとは思わなかった。1コ¥150だったが、それ1つで十分アテになった。なくなったのが残念。