京都のウクライナ料理「キエフ」

こやまあきゆき

2007年02月25日 22:53

京都でウクライナ料理と言えば、もちろん「キエフ」です。キエフは現在、ウクライナの首都です。そして京都とキエフは姉妹都市です。この店は京都と旧ソビエト連邦の古都「キエフ」が姉妹都市になったのを記念して「キエフ」と名付けられました。「キエフ公国」の次に、東スラブ系のルースキー達が北に作ったのが「モスクワ」で「モスクワ公国」として「キエフ公国」とも初期には覇権を争った時期もあります。ウクライナは、スラブ系民族が、キエフからポーランド東部辺りに住んでいた時から食べていたのが「ボルシチ」と「ピロシキ」で「ウオッカ」もロシアとポーランドでどちらが本家か論争していますが、元々ポーランド東部から西に広がりローマカソリックを受け入れたのが、ポーランド・チェコ・スロバキアなどの西スラブ系。キエフから東や北に広がったのが、ウクライナ・ロシア・ベラルーシの東スラブ系ですが、このルースキーと呼ばれた東スラブ系は、北欧の支配が強かったベラルーシが白ロシア。ポーランドにも併合された経緯のあるウクラナは、小ロシアと有る時期まで呼ばれていて、大ロシアと区別されていました。ロシアの協力で独立したものの、大ロシアと小ロシアですから、みづから端のほうの地域を意味する「ウクライナ」と呼ぶようになりました。宗教はギリシア正教系のウクライナ正教ですが、ギリシャがトルコ系の支配を受けたときギリシャ正教関係者がキエフに移った為に、教会がたくさんある、その意味でも京都と共通する都市です。そんなウクライナ人は豚が大好き。ピロシキ・ボルシチのほかに、バターを芯にした「キエフスキー」(チキンカツレツ)・豚の鋏カツレツ「ウクライナカツレツ」やチョコレート風味のギョウザ風デザート「ワレーニキ」他有名なお料理がたくさんあります。

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