2008年12月31日
2008年1番印象に残ったお店・料理
今年1年一番印象に残ったお店・人・料理・スィーツ
今年も最後になりました。
本の出版の方は、順調に進んでいます。
さてまず総括として、今年であった人たち。なんといってもかつての仲間。「無国籍料理カプリチョース」の責任者をさせていただいた、「グランピエ商会」の岡田社長・「丁子屋」の中原さん。独立して「いやいやえん」をつくった大槻一之。その時のスタッフで「スピークイージー烏丸店」の店長になった大槻晴彦・そして元「フィゲラス」料理長から、私の時代に「カプリチョ-ス」北白川店の料理長。その後「プエルタ」ギンモンド「丁子屋」なども担当し、御池御前無国籍創作料理「すみや」を開いた平山紀久雄。皆。ある意味昔の戦友のような、家族のような人たちと、今年たくさん再会できたのは、まさにこのブログや本の出版準備も兼ねた食べ歩きの結果です。いっしょに『京都国際学生の家』で3年間暮らし、退寮後に『苦胃辛抱』を結成したイゴールのスロベニアレストラン「ピカポロンツァ」や大阪のエドワルド・ミラ・バティスタのポルトガル料理店「ポルトガリア」も、私のいるロシアレストラン「キエフ」も不景気の中盛況です。30年を超えるくいしんぼう人生の出会いの大切さをたくさんかみ締めた1年でした。イタリア政府から派遣されて、シルビオビータも帰ってきました。いろんな意味で『再会の年』になりました。
どのお店が1番おいしいか?好きか?は愚問です。
その時の気分。一緒に行く人。時間帯。さまざまな条件で行きたいお店は刻々と変わります。ただ、私が行くお店は、昼は¥1000前後、夜は¥3000位の予算でも十分楽しめるお店。そして、私や、そのくいしんぼうな仲間たちにとって、いい意味で手持ちの行きたいお店のカードになるお店たちです。
京都ガイド・京都本がたくさん出ているのに、このブログに出てくるお店がほとんど紹介されてないのは、まず、ほとんどが宣伝広告費を出して雑誌に掲載されることを断るお店が多いからだと私は考えています。本が全国出版などになればなるほど、また有名誌になればなるほど、その経費はかなりの金額になります。もともと、安くって、1日わずかの売り上げでがんばっているお店にとっては、まるで次元の違うお話を持ちかけられるため、けっして常連さんのたまり場にしたいわけではなくって、そんな費用どこから出ると思ってるの?的な話。もちろん取材だけでいい本作っている会社もたくさんあります。このブログでも紹介してますよね。
結果として、有名な京都本は、高級な和食やフレンチ・イタリアンの高級店や、東京資本の巨大チェーン店系列が名前を連ねる結果となって、これしか情報のない方は、選ばれた高級店をお回りになるわけですが、学生の町京都には、学生さんが普段ご飯食べに行ったり、デートで行ったり、その学生時代の気持ちを持ったままおじさんおばさんになっても。気持ちは学生のまま暮らしている人が、山ほどいて、ランチ¥1000は高いやろう。¥500にしとこう。てな感覚でお店やってる気持ち学生のままおじさんおばさんたちのおかげで、京都は食のパラダイス。都なのです。
今年、こやまあきゆきが食べあるき、飲みあるいた中で、インパクトに残ったものまとめて見ます。
○一番おいしかったデザート
「そうげんカフェ」のプリンパフェ¥650
「さる屋」の¥1500スィーツ盛り合わせ。とか「NZカフェグリーン」のホットガトーショコラ。キルフェボンで今年いただいたいくつかのの季節限定「タルト」は、もちろんおいしかったのですが、ある意味どこにでもあるプリンで、食べた瞬間、「このプリンうまっ!」と思わず一人感動したので、妙に印象に残ってしまって、それ以降市販のプリンをたべなくなってしまいました。ある意味でゴディバに代表される、おいしいチョコレートを1口食べる喜びは、普通のチョコ3箱位食べても得られません。おいしいものの価値。高すぎるのは困りますが、1口で感動できるもの。やっぱりおいしいです。
今年の京都のデザート事情。
「フローズンヨーグルト」のお店が河原町蛸薬師にできたり、「Beehive」といううトッピングを混ぜる創作アイスクリーム専門店が四条御幸町上がるに誕生。
ハワイ・オアフカフェ 銀閣寺道西の「ウリウリ」では、自家製創作アイスクリームが。「空と海」や山科の「バラクーダ」でも沖縄アイスが食べられるように、流通も多様化してきました。
錦市場や宇治茶本舗が更に続々スィーツに進出。
カフェでオリジナルスィーツを作るお店が急増し、老舗のケーキ菓子店がやや苦戦の状況です。
もしろん老舗でも人気店はありますが、若い方が新しいオシャレなお店に足を向ける傾向は世の常。
三条会商店街は「さらさ3」と「らん布袋」の開業で若い女性が目的地としていくようになり、同じく「さらさ花遊小路」の出店で、柳小路と並んで、あたらしいオシャレ空間路地に変身しました。
あとベルギー料理「モニュマンブルー」の焼き菓子もビール料理と共におすすめです。西院 東佐井通り四条下がる1階はよそのカラオケ屋さんです。
○レストランで今年1番印象に残ったお店は
アゼルバイジャン・トルクメニスタン・ペルシャレストラン「シャンディーズ」
アゼルバイジャン人のレザさんよくここまでがんばりました。今は大変人気のお店になりました。
料理の経験のあるレザさんが、日本人の奥さん一緒になられた当初、働かれたのは和食のお店でした。いつか母国の料理の店を作りたい。そんな夢が、偶然食べに行った神戸のトルコ料理店との出会いで、1歩進みました。コックさんが辞めて、もちろんオーナーもトルコの方でしたが、料理を出すのに苦労しておられたのがきっかけで、レザさんが料理を担当して、いろいろな料理の指導もし、ある意味それも日本での貴重な経験となって、三条河原町1筋下がった、あのお寿司の「金兵衛」さんの斜め向かいに自分のお店「カスピアンキッチン」を持ちました。おいしいと評判になりましたが、小さいので思ったことができない。店探しの過程で祇園にドリンク中心の2号店をOPEN.しかしやはり料理を食べさせたいと探した結果「祇園ドルネキャバブ」をOPEN.大型店探しをかねて、ニュージーランドでお店を持っている弟さんが応援のために来日。そして念願の「シャンディーズ」
OPENまで、たどり着いたのです。
すべての貯金も使い果たし、なんと、あの事業展開しているインド料理店「ラージュ」のラジャスさんが、「カスピアンキッチン」をお店、内装ごと買ってくださって、インド料理店に衣替え。その資金を加えて人生最後の挑戦と本人がおっしゃる様に、決死の覚悟で60席の大型カスピ海料理店「シャンディーズ」がOPENしたのです。
ところが、世間は彼の必死の挑戦に大きな壁を用意していました。
たしかにレサさん、料理はできます。応援の弟さんは、あくまでもOPENの助っ人。本命の現地の一流ホテルで実績のある料理長と彼が幼馴染だったことから、この計画に賛同して、料理長を引き受けてくれていたのですが、時まさにサミット直前。アゼルバイジャンは、イスラム圏にあるために、この時期、イスラム圏からの労働ビザ申請は、大変厳しく、慎重に審査されたために、OPENしても許可が下りません。もちろん、在留資格を持つレザさん自身料理人ですが、60席は半端ではありません。表のスタッフも、京都在住の応援団たち。実は、私にもホール担当してくれないかとの相談も在りましたが、「キエフ」を今投げだすわけにも行かず、私なりにいろいろあたっているうちに、彼の人徳で、続々応援団が集まってきました。
最初は、メニューが限定でしたが、料理長も無事許可が出て、今では、OPEN当初から比べてかなりメニューも増えています。
何よりも、ばたばたしていたOPEN当初と違い、今は本当にお客様がたくさんこられている事、更に行ったお客様が、「キエフ」にもこられた時、「おいしかったよ」「いいおみせだね」という声が増えてきたことです。
さまざまなハンディーキャップを乗り越えて、外国出身のオーナーが、京都で母国料理店を開くのは、本当に大変です。
まして、「アゼルバイジャン料理」のお前に、「アゼルバイジャン」てどこ?
カスピ海と黒海の間にあるコーカサス3国の一つ。
コーカサスは葡萄が8000年前から利用されてきた、葡萄のふるさと。
3国の「グルジア」はグルジア正教。旧ソビエト圏では、一番同属の占める割合が多い国ですが、もともと大陸は移動が自由な他民族国家。ワインの故郷として、最近フランス資本が入り込んでいます。
「アルメニア」は、世界で最初にキリスト教を国教にした国。ブランディーの故郷・コニャックを作っていたアルメニア人が母国に帰って作ったとされる「アララット」(ノアの箱舟伝説由来)は、世界最高級ブランディーの一つ。そして、唯一イスラム圏のアゼルバイジャンは、もともとトルコ系民族ながら、ペルシャ勢力圏に組み込まれたために、ペルシャ化が進んだ地域。したがってイスラム教シーア派が多い。ちなみに、ペルシャ人はもともとヨーロッパ系。
レザさんには、夢があります。「シャンディーズ」は、アゼルバイジャンの緑に囲まれた日本で言ううならば温泉のある保養できるリゾート地。京都の好きなレザさん「。できれば鞍馬とか緑に囲まれた、できれば温泉が近くにある土地にゆったりした「シャンディーズ」を作りたい。
「夢は、実現するためにみるもの」 こやまあきゆき
というちょっとウンチクがながくなりましたが、これからも応援します。
○京都でやぱり1番個性的レストランは、
アフリカ料理「アシャンティ」
ケンコフィーが作るアフリカ中の料理には、驚き満載。
阪急「西京極」駅出口と反対側の駐輪場前なので、駅から5分かからない。
夜のみ営業。昨年いろいろ紹介しました。まずHPを見ているだけで、?????がいっぱい。
でもれっきとした、フレンチ料理人です。
○京都で1番マニアックなオーナー
スコットランド料理&バー
「アンソシエンテ」の堀江さん
黙って食べても、出してくるものはおいしい。
しかし、ひとたびウンチクを質問すると
止まらない。
すごい博学。
○京都で安すぎてごめん
メキシjコ料理「エルラティーノ」の川端さん。自称メキシコ料理界の価格破壊児
元花博館長。タコスも具たくさんで¥200円台。6~700円
京都のメキシコ料理は強力だ。
ビクーニャは何食べてもおいしかった。でもちょっとにぎやかすぎ。ラテン音楽好きには、たまりません。
レイナデレイナは、岡崎公園疎水べりなので、静かにデートコースで。
マリアッチは、友人・家族などにそれぞれ向きが違う。
エルラティーノは若いグループや外人さんにおすすめかも。
○京都で1番素敵を感じた女性
やはり。ベタだが「スワン」の桑島依子さん。
いつも笑顔が絶えない。ご主人との二人三脚の余裕か、満席でごった返していても、質問に丁寧に対応してくれる。
おまけに、「アオザイ」の制作やパーティを主催しておられるからか、若い女性に圧倒的に支持されている。
正直私、アーミールックで浮いています。
男用のアオザイもありますよ。と笑顔ですすめられると、そのうち作ってしまいそうです。
○京都で1番かわいい女性オーナー
当然、この人です。
「カウニスマーラ」のマーラさん。
フィンランドカフェで、基本的にこれしかないフィンランドハーブティーを注文して、2時間でも3時間でもおしゃべりに付き合ってくれる。結婚30年。ご主人がプレゼントしてくれた宝ゲ池本通りのお店はそのものずばり「カワイイマーラチャン」
店に、ムーミングッズ他、かわいいものもいっぱいです。
○京都で1番出会えてよかった女性
「サーガル」の黒田さんです。さまざまなご苦労を乗り越えて、京都1番おいしいインド料理店の一つに必ず名前が出るお店になっています。このお店の名前を聞いて、「あそこはおいしい」と言う人がほとんど。悪い評判を聞いたことがありません。
これって普通珍しいことです。
味には、好みがあって、ある人がおいしいといえば、ある人はおいしくないというう。それが普通です。
たとえば、年末で2冊のラーメン特集が出ていますが、正直私には、おいしい店はともかく、なんでこんな店が載ってるの?というお店が両方とも何軒も載っています。
私しかいないのに。さめて麺も茹ですぎの最悪のラーメン出したお店や、油っぽくって食べると気分が悪くなるお店まで。
でもこれは好みです。
私は、昔は「天天有」ファン。今は「千の風」。
他に「いいちょ」「高安」「天一」「銀閣」「たく味」他たくさんのラーメン屋さんをおすすめで書いてますが、行っても書かないお店もたくさんあります。行ってないか、いいと思わないか。あくまでも私の主観です。
ですから、インド料理では、よく出るいいお店が「サーガル」「アジャンタ」「ティラガ」「ニューデリー」「ヌーラーニ」です。
予算やや上のお店「アショカ」「ケララ」「ムガール」も新しいお店の出展ラッシュで、ランチなども安くなってきたように思います。
昔はご馳走の1つで「アショカ」に家族でよそ行きの服着て行ったものです。普段は、「DIDi」や「ガラムマサラ」のカレーで満足でした。
楽しい時代になりました。お店屋さんは、大変ですがインド料理はすっかり生活に定着しました。よかったね。
○京都のスペシャリスト
アメリカンスタイル「スピークイージー」の藤本久志さんは、京都バーテンダー協会支部長
お酒の専門家だ。アメリカ生活のなかから、そのライフスタイルを持ち込むさい、しっかり専門の勉強をするためにバーテンダー協会に参加、今では後進の指導者でもある。
大人が、お酒を楽しむ空間のするにはと、繁華街の中心部に進出。
お昼気楽になべに行けるフロアとその上のバーコーナーが分かれている。くいしんぼうにうれしいのは、それでもバーコーナーで、こばらがすいていたら一部の料理が食べられること。
仕事が終わって、何か食べたい。でもゆっくり飲みながら語り合いたい。そんなおとなの時間をさりげなく演出してくれる。
プロのバーテンダーのいる店。
ベルギーの「モニュマンブルー」でも英国バー「バートランド」でも北欧バー「フィンランディアバー」でもウオッカバー「ナカニシ」でも、こちらから話しかけない限りよけいなおしゃべりはしない。私のようなおしゃべりには無理な世界だが、質問には的確に言葉少なに答えてくれる。世界のビール「フライイングKEG」はうんちくのかたまり。すごいです。
○今年最も予想外の驚きの出会い
やはり「カフェ・ドストリップ」の辻野さん「T&A」との出会い。
ローリングストーンズやジョニー大倉さんのステージ衣装を担当する衣装デザイナーともいううべき人のアトリエが「モロッコカフェ」になっていたこと。
京都にトルコ料理(「イスタンブールサライ」「カッパドキア」「ハミーズキャバブ」)やペルシャ系料理(「シャンディーズ」「ドルネキャバブ」「プネプネ」)があり、イスラエル出身の方が「ファラフェル」「よらむ」を開いておられるのに、アラブ圏の料理の専門店gた見当たらないとブログに書いていたら、まず、このお店の情報をゲット。ただ、堺町六角上がる美容室「クンクンルーホー」の上4階まで螺旋階段で歩いて上がらないといけない為に、何度探しても見つからなかった。実は、「クンクンルーホー」昔、家内が結婚した頃行っていたので、私もカットしに行った事があるのだが、ぱっと看板を見ると読めない。てっきり「モロッコカフェ」とか、国旗とか目印があると思って何度も探した。
行って驚きの洋服・雑貨店
その奥にある。
クールでお忙しい中、モロッコのことを聞くと、突然写真を持ってきてくださり、私の質問に丁寧に答えてくださった。
決して無愛想なかたではありません。おそらくシャイとほんとにお忙しいので、でもタジンは1時間前に予約すれば辻野さんがおられる限り作っていただけます。
私は、ミントティーで満足。お時間があればお話できればラッキー。
だって、お会いできるだけでも光栄ですから。
で、「アラブの会」の中村さんが教えてくださった川端今出川東へ画材やさんの路地を下がった、アラビア語の「アシュクルク」にいくと、イスラム文化に関心の深いお店で、アラブ圏の料理も食べられます。こちらも、トルコ・ペルー・スウェーデンとか、その日に数種類用意しているので、マニアック向けです。ただし、基本は、おいしいチーズとワイン
○さて最後になりました
今年の1番お気に入りの料理は
「アントニオ」さんの「パエリア」です。
少し、焼きが甘くないですか?と心配されていたとおり、私の他の料理の食べるのが早すぎて、おまけに普通パエリアは2人前から要予約なのに、私が急に時間ができて、出版社の枝川さんと直前に電話してOKしてもらったので、ごめんなさい他は皆さん予約席。グループもおられたのに、無理聞いていただいて、おまけにお味はとってもおいしかったのです。
今年は、「スペイン料理の年でした」
パワフル木下さんの、「ラマーサ」「エルフォゴン」に続くガリシア料理店「ガジェガ」。次はどこ?
来年1月15日ごろ京大近くの東一条西に、OPEN予定のマニュエルさん料理長の「ティオペペ」(たぶん「PEPE」)も、銀閣寺でいただいたビンチョスは最高でした。老舗の「figueras」が京都駅スバコに出店。山本さんがんばったね。
若者に人気の御池木屋町下がる「JAMPACK」も出町に「RICORICO」を出店。
博物館南西の「Levante」の谷脇悠吉さんのハチノスの煮込み。
我らが「カプリチョース」仲間の山田さんの「セサモ」(三条木屋町一筋上がる地下)が安くておいしいのは当然。
四条木屋町 スペインワイン&シェリー専門販売店「ノノヤマ」さんの「プラテロ」は、シェリーを勉強する最高の環境です。
思えば、嵐山に高田さんが「ボデゴン」を開き、私が2年間お世話になった「ナガサキヤ」が高島屋に「パティオ」を開き、タルトタタンで有名な岡崎のフレンチの姉妹店として「フィゲラス」ができてから、スペイン料理が浸透するのにずいぶん時間がかかりました。ある意味、イタリア料理専門店よりスタートが早かったのに、大きく差をつけられたのは、特に京都での「タントタント」や当時「イルパッパラルド」などイタリア料理研究会を作られてレベルアップに努力されたイタリアンシェフたちの功績でしょうが、30年前、オリーブオイルを日本人が、まだ受け入れられなかったことを知る人は少ないでしょう。
今では、おいしい香りになったオリーブオイルは当時ガンマンできない。食べられないとの苦情から、パエリアをバターライスにしなければ出店させない的な笑えない話が実際あった話で、その意味で、イタリアンの功績によって、オリーブオイルのおいしさを日本人は知ったのです。
その意味で、今年は、「スペイン料理開花の年」
が私の総合的印象です。
その中で、日本人に知られている「パエリア」をおいしく作ってくださった「アントニオ」さんの「パエリア」が、私の今年1年食べ歩きの1番2008年印象に残った料理です。
今年もたくさんおいしいものをいただきました。
すべての料理人とスタッフの皆さんに心から感謝いたします。
そして食べることの大好きな皆さん
本年度 「京都くいしんぼうの会」ブログをごらんいただきまことにありがとうございました。
2009年は、私にとって結婚20周年の年になります。
来年は、更にしばらく行けてなかった東アジア・イタリアン・フレンチ・和食も見聞を深めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。
今年も最後になりました。
本の出版の方は、順調に進んでいます。
さてまず総括として、今年であった人たち。なんといってもかつての仲間。「無国籍料理カプリチョース」の責任者をさせていただいた、「グランピエ商会」の岡田社長・「丁子屋」の中原さん。独立して「いやいやえん」をつくった大槻一之。その時のスタッフで「スピークイージー烏丸店」の店長になった大槻晴彦・そして元「フィゲラス」料理長から、私の時代に「カプリチョ-ス」北白川店の料理長。その後「プエルタ」ギンモンド「丁子屋」なども担当し、御池御前無国籍創作料理「すみや」を開いた平山紀久雄。皆。ある意味昔の戦友のような、家族のような人たちと、今年たくさん再会できたのは、まさにこのブログや本の出版準備も兼ねた食べ歩きの結果です。いっしょに『京都国際学生の家』で3年間暮らし、退寮後に『苦胃辛抱』を結成したイゴールのスロベニアレストラン「ピカポロンツァ」や大阪のエドワルド・ミラ・バティスタのポルトガル料理店「ポルトガリア」も、私のいるロシアレストラン「キエフ」も不景気の中盛況です。30年を超えるくいしんぼう人生の出会いの大切さをたくさんかみ締めた1年でした。イタリア政府から派遣されて、シルビオビータも帰ってきました。いろんな意味で『再会の年』になりました。
どのお店が1番おいしいか?好きか?は愚問です。
その時の気分。一緒に行く人。時間帯。さまざまな条件で行きたいお店は刻々と変わります。ただ、私が行くお店は、昼は¥1000前後、夜は¥3000位の予算でも十分楽しめるお店。そして、私や、そのくいしんぼうな仲間たちにとって、いい意味で手持ちの行きたいお店のカードになるお店たちです。
京都ガイド・京都本がたくさん出ているのに、このブログに出てくるお店がほとんど紹介されてないのは、まず、ほとんどが宣伝広告費を出して雑誌に掲載されることを断るお店が多いからだと私は考えています。本が全国出版などになればなるほど、また有名誌になればなるほど、その経費はかなりの金額になります。もともと、安くって、1日わずかの売り上げでがんばっているお店にとっては、まるで次元の違うお話を持ちかけられるため、けっして常連さんのたまり場にしたいわけではなくって、そんな費用どこから出ると思ってるの?的な話。もちろん取材だけでいい本作っている会社もたくさんあります。このブログでも紹介してますよね。
結果として、有名な京都本は、高級な和食やフレンチ・イタリアンの高級店や、東京資本の巨大チェーン店系列が名前を連ねる結果となって、これしか情報のない方は、選ばれた高級店をお回りになるわけですが、学生の町京都には、学生さんが普段ご飯食べに行ったり、デートで行ったり、その学生時代の気持ちを持ったままおじさんおばさんになっても。気持ちは学生のまま暮らしている人が、山ほどいて、ランチ¥1000は高いやろう。¥500にしとこう。てな感覚でお店やってる気持ち学生のままおじさんおばさんたちのおかげで、京都は食のパラダイス。都なのです。
今年、こやまあきゆきが食べあるき、飲みあるいた中で、インパクトに残ったものまとめて見ます。
○一番おいしかったデザート
「そうげんカフェ」のプリンパフェ¥650
「さる屋」の¥1500スィーツ盛り合わせ。とか「NZカフェグリーン」のホットガトーショコラ。キルフェボンで今年いただいたいくつかのの季節限定「タルト」は、もちろんおいしかったのですが、ある意味どこにでもあるプリンで、食べた瞬間、「このプリンうまっ!」と思わず一人感動したので、妙に印象に残ってしまって、それ以降市販のプリンをたべなくなってしまいました。ある意味でゴディバに代表される、おいしいチョコレートを1口食べる喜びは、普通のチョコ3箱位食べても得られません。おいしいものの価値。高すぎるのは困りますが、1口で感動できるもの。やっぱりおいしいです。
今年の京都のデザート事情。
「フローズンヨーグルト」のお店が河原町蛸薬師にできたり、「Beehive」といううトッピングを混ぜる創作アイスクリーム専門店が四条御幸町上がるに誕生。
ハワイ・オアフカフェ 銀閣寺道西の「ウリウリ」では、自家製創作アイスクリームが。「空と海」や山科の「バラクーダ」でも沖縄アイスが食べられるように、流通も多様化してきました。
錦市場や宇治茶本舗が更に続々スィーツに進出。
カフェでオリジナルスィーツを作るお店が急増し、老舗のケーキ菓子店がやや苦戦の状況です。
もしろん老舗でも人気店はありますが、若い方が新しいオシャレなお店に足を向ける傾向は世の常。
三条会商店街は「さらさ3」と「らん布袋」の開業で若い女性が目的地としていくようになり、同じく「さらさ花遊小路」の出店で、柳小路と並んで、あたらしいオシャレ空間路地に変身しました。
あとベルギー料理「モニュマンブルー」の焼き菓子もビール料理と共におすすめです。西院 東佐井通り四条下がる1階はよそのカラオケ屋さんです。
○レストランで今年1番印象に残ったお店は
アゼルバイジャン・トルクメニスタン・ペルシャレストラン「シャンディーズ」
アゼルバイジャン人のレザさんよくここまでがんばりました。今は大変人気のお店になりました。
料理の経験のあるレザさんが、日本人の奥さん一緒になられた当初、働かれたのは和食のお店でした。いつか母国の料理の店を作りたい。そんな夢が、偶然食べに行った神戸のトルコ料理店との出会いで、1歩進みました。コックさんが辞めて、もちろんオーナーもトルコの方でしたが、料理を出すのに苦労しておられたのがきっかけで、レザさんが料理を担当して、いろいろな料理の指導もし、ある意味それも日本での貴重な経験となって、三条河原町1筋下がった、あのお寿司の「金兵衛」さんの斜め向かいに自分のお店「カスピアンキッチン」を持ちました。おいしいと評判になりましたが、小さいので思ったことができない。店探しの過程で祇園にドリンク中心の2号店をOPEN.しかしやはり料理を食べさせたいと探した結果「祇園ドルネキャバブ」をOPEN.大型店探しをかねて、ニュージーランドでお店を持っている弟さんが応援のために来日。そして念願の「シャンディーズ」
OPENまで、たどり着いたのです。
すべての貯金も使い果たし、なんと、あの事業展開しているインド料理店「ラージュ」のラジャスさんが、「カスピアンキッチン」をお店、内装ごと買ってくださって、インド料理店に衣替え。その資金を加えて人生最後の挑戦と本人がおっしゃる様に、決死の覚悟で60席の大型カスピ海料理店「シャンディーズ」がOPENしたのです。
ところが、世間は彼の必死の挑戦に大きな壁を用意していました。
たしかにレサさん、料理はできます。応援の弟さんは、あくまでもOPENの助っ人。本命の現地の一流ホテルで実績のある料理長と彼が幼馴染だったことから、この計画に賛同して、料理長を引き受けてくれていたのですが、時まさにサミット直前。アゼルバイジャンは、イスラム圏にあるために、この時期、イスラム圏からの労働ビザ申請は、大変厳しく、慎重に審査されたために、OPENしても許可が下りません。もちろん、在留資格を持つレザさん自身料理人ですが、60席は半端ではありません。表のスタッフも、京都在住の応援団たち。実は、私にもホール担当してくれないかとの相談も在りましたが、「キエフ」を今投げだすわけにも行かず、私なりにいろいろあたっているうちに、彼の人徳で、続々応援団が集まってきました。
最初は、メニューが限定でしたが、料理長も無事許可が出て、今では、OPEN当初から比べてかなりメニューも増えています。
何よりも、ばたばたしていたOPEN当初と違い、今は本当にお客様がたくさんこられている事、更に行ったお客様が、「キエフ」にもこられた時、「おいしかったよ」「いいおみせだね」という声が増えてきたことです。
さまざまなハンディーキャップを乗り越えて、外国出身のオーナーが、京都で母国料理店を開くのは、本当に大変です。
まして、「アゼルバイジャン料理」のお前に、「アゼルバイジャン」てどこ?
カスピ海と黒海の間にあるコーカサス3国の一つ。
コーカサスは葡萄が8000年前から利用されてきた、葡萄のふるさと。
3国の「グルジア」はグルジア正教。旧ソビエト圏では、一番同属の占める割合が多い国ですが、もともと大陸は移動が自由な他民族国家。ワインの故郷として、最近フランス資本が入り込んでいます。
「アルメニア」は、世界で最初にキリスト教を国教にした国。ブランディーの故郷・コニャックを作っていたアルメニア人が母国に帰って作ったとされる「アララット」(ノアの箱舟伝説由来)は、世界最高級ブランディーの一つ。そして、唯一イスラム圏のアゼルバイジャンは、もともとトルコ系民族ながら、ペルシャ勢力圏に組み込まれたために、ペルシャ化が進んだ地域。したがってイスラム教シーア派が多い。ちなみに、ペルシャ人はもともとヨーロッパ系。
レザさんには、夢があります。「シャンディーズ」は、アゼルバイジャンの緑に囲まれた日本で言ううならば温泉のある保養できるリゾート地。京都の好きなレザさん「。できれば鞍馬とか緑に囲まれた、できれば温泉が近くにある土地にゆったりした「シャンディーズ」を作りたい。
「夢は、実現するためにみるもの」 こやまあきゆき
というちょっとウンチクがながくなりましたが、これからも応援します。
○京都でやぱり1番個性的レストランは、
アフリカ料理「アシャンティ」
ケンコフィーが作るアフリカ中の料理には、驚き満載。
阪急「西京極」駅出口と反対側の駐輪場前なので、駅から5分かからない。
夜のみ営業。昨年いろいろ紹介しました。まずHPを見ているだけで、?????がいっぱい。
でもれっきとした、フレンチ料理人です。
○京都で1番マニアックなオーナー
スコットランド料理&バー
「アンソシエンテ」の堀江さん
黙って食べても、出してくるものはおいしい。
しかし、ひとたびウンチクを質問すると
止まらない。
すごい博学。
○京都で安すぎてごめん
メキシjコ料理「エルラティーノ」の川端さん。自称メキシコ料理界の価格破壊児
元花博館長。タコスも具たくさんで¥200円台。6~700円
京都のメキシコ料理は強力だ。
ビクーニャは何食べてもおいしかった。でもちょっとにぎやかすぎ。ラテン音楽好きには、たまりません。
レイナデレイナは、岡崎公園疎水べりなので、静かにデートコースで。
マリアッチは、友人・家族などにそれぞれ向きが違う。
エルラティーノは若いグループや外人さんにおすすめかも。
○京都で1番素敵を感じた女性
やはり。ベタだが「スワン」の桑島依子さん。
いつも笑顔が絶えない。ご主人との二人三脚の余裕か、満席でごった返していても、質問に丁寧に対応してくれる。
おまけに、「アオザイ」の制作やパーティを主催しておられるからか、若い女性に圧倒的に支持されている。
正直私、アーミールックで浮いています。
男用のアオザイもありますよ。と笑顔ですすめられると、そのうち作ってしまいそうです。
○京都で1番かわいい女性オーナー
当然、この人です。
「カウニスマーラ」のマーラさん。
フィンランドカフェで、基本的にこれしかないフィンランドハーブティーを注文して、2時間でも3時間でもおしゃべりに付き合ってくれる。結婚30年。ご主人がプレゼントしてくれた宝ゲ池本通りのお店はそのものずばり「カワイイマーラチャン」
店に、ムーミングッズ他、かわいいものもいっぱいです。
○京都で1番出会えてよかった女性
「サーガル」の黒田さんです。さまざまなご苦労を乗り越えて、京都1番おいしいインド料理店の一つに必ず名前が出るお店になっています。このお店の名前を聞いて、「あそこはおいしい」と言う人がほとんど。悪い評判を聞いたことがありません。
これって普通珍しいことです。
味には、好みがあって、ある人がおいしいといえば、ある人はおいしくないというう。それが普通です。
たとえば、年末で2冊のラーメン特集が出ていますが、正直私には、おいしい店はともかく、なんでこんな店が載ってるの?というお店が両方とも何軒も載っています。
私しかいないのに。さめて麺も茹ですぎの最悪のラーメン出したお店や、油っぽくって食べると気分が悪くなるお店まで。
でもこれは好みです。
私は、昔は「天天有」ファン。今は「千の風」。
他に「いいちょ」「高安」「天一」「銀閣」「たく味」他たくさんのラーメン屋さんをおすすめで書いてますが、行っても書かないお店もたくさんあります。行ってないか、いいと思わないか。あくまでも私の主観です。
ですから、インド料理では、よく出るいいお店が「サーガル」「アジャンタ」「ティラガ」「ニューデリー」「ヌーラーニ」です。
予算やや上のお店「アショカ」「ケララ」「ムガール」も新しいお店の出展ラッシュで、ランチなども安くなってきたように思います。
昔はご馳走の1つで「アショカ」に家族でよそ行きの服着て行ったものです。普段は、「DIDi」や「ガラムマサラ」のカレーで満足でした。
楽しい時代になりました。お店屋さんは、大変ですがインド料理はすっかり生活に定着しました。よかったね。
○京都のスペシャリスト
アメリカンスタイル「スピークイージー」の藤本久志さんは、京都バーテンダー協会支部長
お酒の専門家だ。アメリカ生活のなかから、そのライフスタイルを持ち込むさい、しっかり専門の勉強をするためにバーテンダー協会に参加、今では後進の指導者でもある。
大人が、お酒を楽しむ空間のするにはと、繁華街の中心部に進出。
お昼気楽になべに行けるフロアとその上のバーコーナーが分かれている。くいしんぼうにうれしいのは、それでもバーコーナーで、こばらがすいていたら一部の料理が食べられること。
仕事が終わって、何か食べたい。でもゆっくり飲みながら語り合いたい。そんなおとなの時間をさりげなく演出してくれる。
プロのバーテンダーのいる店。
ベルギーの「モニュマンブルー」でも英国バー「バートランド」でも北欧バー「フィンランディアバー」でもウオッカバー「ナカニシ」でも、こちらから話しかけない限りよけいなおしゃべりはしない。私のようなおしゃべりには無理な世界だが、質問には的確に言葉少なに答えてくれる。世界のビール「フライイングKEG」はうんちくのかたまり。すごいです。
○今年最も予想外の驚きの出会い
やはり「カフェ・ドストリップ」の辻野さん「T&A」との出会い。
ローリングストーンズやジョニー大倉さんのステージ衣装を担当する衣装デザイナーともいううべき人のアトリエが「モロッコカフェ」になっていたこと。
京都にトルコ料理(「イスタンブールサライ」「カッパドキア」「ハミーズキャバブ」)やペルシャ系料理(「シャンディーズ」「ドルネキャバブ」「プネプネ」)があり、イスラエル出身の方が「ファラフェル」「よらむ」を開いておられるのに、アラブ圏の料理の専門店gた見当たらないとブログに書いていたら、まず、このお店の情報をゲット。ただ、堺町六角上がる美容室「クンクンルーホー」の上4階まで螺旋階段で歩いて上がらないといけない為に、何度探しても見つからなかった。実は、「クンクンルーホー」昔、家内が結婚した頃行っていたので、私もカットしに行った事があるのだが、ぱっと看板を見ると読めない。てっきり「モロッコカフェ」とか、国旗とか目印があると思って何度も探した。
行って驚きの洋服・雑貨店
その奥にある。
クールでお忙しい中、モロッコのことを聞くと、突然写真を持ってきてくださり、私の質問に丁寧に答えてくださった。
決して無愛想なかたではありません。おそらくシャイとほんとにお忙しいので、でもタジンは1時間前に予約すれば辻野さんがおられる限り作っていただけます。
私は、ミントティーで満足。お時間があればお話できればラッキー。
だって、お会いできるだけでも光栄ですから。
で、「アラブの会」の中村さんが教えてくださった川端今出川東へ画材やさんの路地を下がった、アラビア語の「アシュクルク」にいくと、イスラム文化に関心の深いお店で、アラブ圏の料理も食べられます。こちらも、トルコ・ペルー・スウェーデンとか、その日に数種類用意しているので、マニアック向けです。ただし、基本は、おいしいチーズとワイン
○さて最後になりました
今年の1番お気に入りの料理は
「アントニオ」さんの「パエリア」です。
少し、焼きが甘くないですか?と心配されていたとおり、私の他の料理の食べるのが早すぎて、おまけに普通パエリアは2人前から要予約なのに、私が急に時間ができて、出版社の枝川さんと直前に電話してOKしてもらったので、ごめんなさい他は皆さん予約席。グループもおられたのに、無理聞いていただいて、おまけにお味はとってもおいしかったのです。
今年は、「スペイン料理の年でした」
パワフル木下さんの、「ラマーサ」「エルフォゴン」に続くガリシア料理店「ガジェガ」。次はどこ?
来年1月15日ごろ京大近くの東一条西に、OPEN予定のマニュエルさん料理長の「ティオペペ」(たぶん「PEPE」)も、銀閣寺でいただいたビンチョスは最高でした。老舗の「figueras」が京都駅スバコに出店。山本さんがんばったね。
若者に人気の御池木屋町下がる「JAMPACK」も出町に「RICORICO」を出店。
博物館南西の「Levante」の谷脇悠吉さんのハチノスの煮込み。
我らが「カプリチョース」仲間の山田さんの「セサモ」(三条木屋町一筋上がる地下)が安くておいしいのは当然。
四条木屋町 スペインワイン&シェリー専門販売店「ノノヤマ」さんの「プラテロ」は、シェリーを勉強する最高の環境です。
思えば、嵐山に高田さんが「ボデゴン」を開き、私が2年間お世話になった「ナガサキヤ」が高島屋に「パティオ」を開き、タルトタタンで有名な岡崎のフレンチの姉妹店として「フィゲラス」ができてから、スペイン料理が浸透するのにずいぶん時間がかかりました。ある意味、イタリア料理専門店よりスタートが早かったのに、大きく差をつけられたのは、特に京都での「タントタント」や当時「イルパッパラルド」などイタリア料理研究会を作られてレベルアップに努力されたイタリアンシェフたちの功績でしょうが、30年前、オリーブオイルを日本人が、まだ受け入れられなかったことを知る人は少ないでしょう。
今では、おいしい香りになったオリーブオイルは当時ガンマンできない。食べられないとの苦情から、パエリアをバターライスにしなければ出店させない的な笑えない話が実際あった話で、その意味で、イタリアンの功績によって、オリーブオイルのおいしさを日本人は知ったのです。
その意味で、今年は、「スペイン料理開花の年」
が私の総合的印象です。
その中で、日本人に知られている「パエリア」をおいしく作ってくださった「アントニオ」さんの「パエリア」が、私の今年1年食べ歩きの1番2008年印象に残った料理です。
今年もたくさんおいしいものをいただきました。
すべての料理人とスタッフの皆さんに心から感謝いたします。
そして食べることの大好きな皆さん
本年度 「京都くいしんぼうの会」ブログをごらんいただきまことにありがとうございました。
2009年は、私にとって結婚20周年の年になります。
来年は、更にしばらく行けてなかった東アジア・イタリアン・フレンチ・和食も見聞を深めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。
京都女子大前の女坂の「里」のオムライスも絶品
Leaf 06 京都滋賀 ベストグルメは必読書
京都のカレー好き必見「カレーの海で泳ぎたい」
京都でおいしい鶏クイズ
京都でまだま桜?来年のためにも情報
京都でお惣菜お持ち帰りのおすすめ
Leaf 06 京都滋賀 ベストグルメは必読書
京都のカレー好き必見「カレーの海で泳ぎたい」
京都でおいしい鶏クイズ
京都でまだま桜?来年のためにも情報
京都でお惣菜お持ち帰りのおすすめ
Posted by こやまあきゆき at 20:18
│京都グルメ情報資料