2008年02月29日
京都のスペイン料理史
フレンチ・イタリアンに続けとばかりに、最近熱いのがスペイン料理。
どこがいいですか?と時々きかれるのですが、それぞれ魅力があるので、少し私の知ってる範囲でまとめてみると。
半世紀を生きてきた私が子供の頃に嵐山に「ボデゴン」高島屋にナガサキヤ「パティオ」が誕生。祇園の「フィゲラス」が続いた。
「ボデゴン」は、嵐山の渡月橋のたもとの、アンの入ってない桜餅の老舗の高田さんが開かれたお店。貿易のお仕事もされていて、スペイン家具なども扱われ、中近東に近藤先生と行った父から、よく貿易商としての高田さんのお話を聞いた。
ナガサキヤ「パティオ」は、当時チョコレートや洋菓子で大きくなった「ナガサキヤ」が、四条河原町のフレンチのお店などに続いて京都で先駆け的なスペイン料理店をデパートに開こうとしたのだが、当時イタリアンもまだ一般的でなかった時代に、オリーブオイルの匂いが受け入れられず、パエリアもオリーブオイルで作るのに、匂いで食べられないとの声が多かった為、やむなくバターで作らなければならなかった。場所柄子供連れの多いデパートという事もあったが、それほどまだ日本人にオリーブオイルが普及していなかった。ここで私は、2年お世話になった。
祇園「フィゲラス」は、現在超人気の建築家の一人、若林さんの奥さんのお店としてしられている。永く現場で料理を作ってこられた山本さんが、現在京都駅の「スバコ」店。「タパタパ」も含めてフィゲラス伝統の味を、守っておられる。夕方働いている私にとって、タパタパは一番身近な存在。若林さんは、私の陶芸のホームグランドだった円山公園「東観荘」時代、2階の一番奥が、私の「円山陶芸倶楽部」。隣が、私も企画店に出品していた「たちきち」で「アダム&イブ」ブランドに関わってきた若林さんら「アバコ」の3人の会合の場になっていたので、吉川妙佳さんのお引き合わせでお出会いした。ちょうど南海ラピートの設計でブレイクされ、「西利」本店の設計でも話題になっておられた頃。『西利』の平井専務のお話では、アダム&イブの時代から、店舗設計などは、若林さんに任せておられるとの事。信頼の厚さが伺える。今、三条御幸町の「アートコンプレックス」の取り組みで、若者文化をリードする建築家を支えた奥様もまた、スペイン料理を京都に発信してこられたパイオニアの一人なのだ。
スペイン料理といえば、「パエリア」。この料理に使う鍋の輸入を始めたのが、私のいた「グランピエ商会」の岡田社長。学生時代をスペインで過ごし、銀閣寺の『橋本関雪記念館』内の「ノアノア」の地下でスタート。現在もショールームがある東天王町のマンションに移る。北白川にスペインのバールをイメージした無国籍料理「カプリチョース」をオープン。スペイン語の気まぐれの意味。天王町に2を意味する「セグンド」に続き、現在も山田さんががんばっている三条木屋町一筋北の「セサモ」がオープンした。
一番スペインを意識した「セサモ」が唯一残っている。グランピエは、その後「鹿々ケ谷山荘」「ちょうちょ」など和食中心に展開。「セサモ」は、独立している。
スペイン人シェフのお店として有名になったのが、「アントニオ」アンダルシアの料理を二条寺町西入る、和の立派な家具で有名な「やまかわ」さんの西隣。ただし夜のみが原則で、昼はパーティーのみ。もう一軒は、銀閣寺の「ペィオペペ」。有名なドライシェリーの名前。四条大宮・など2度の移転で、現在の場所に。シェフは、「ボデゴン」出身。
御池の木屋町の「JAMPACK」も人気のお店姉妹店リコリコが出町柳に。メキシコ・ペルー料理の「ビクーニャ」が移転してきてにぎやかになりそう。
今は、岩倉の「フラメンコ教室」になっている「アリコイリス」は、かつて祇園にスペイン料理店を経営しておられた。聖護院の人気の仕出し店「山秀」のお嬢さんが、フラメンコを勉強され、開かれたお店。当時何度か寄せていただいた。
京都でスペイン料理が40年近い歴史のなかで、今注目なのが、海鮮スペイン料理「ラマーサ」など3軒のオーナー木下さん。
お寿司屋さんにワインを置いて、新鮮なネタに合う物を研究していたらスペイン料理になった。と。
三条キョウエンのガリシア料理店「ガジェガ」炭焼きの「エルフォゴン」「フイゴ」などスタッフを、別々の地域に勉強に行かせる方法。
御所南裁判所東に「セラディエスタ」がある。カフェバー
京都駅ビル伊勢丹の「スバコ」の「フィゲラス」は烏丸に三号店が。長岡京にもアレグレが。
新しいターミナルの顔がスペイン料理になってきたのは、スペイン料理の時代到来を感じさせる。
どこがいいですか?と時々きかれるのですが、それぞれ魅力があるので、少し私の知ってる範囲でまとめてみると。
半世紀を生きてきた私が子供の頃に嵐山に「ボデゴン」高島屋にナガサキヤ「パティオ」が誕生。祇園の「フィゲラス」が続いた。
「ボデゴン」は、嵐山の渡月橋のたもとの、アンの入ってない桜餅の老舗の高田さんが開かれたお店。貿易のお仕事もされていて、スペイン家具なども扱われ、中近東に近藤先生と行った父から、よく貿易商としての高田さんのお話を聞いた。
ナガサキヤ「パティオ」は、当時チョコレートや洋菓子で大きくなった「ナガサキヤ」が、四条河原町のフレンチのお店などに続いて京都で先駆け的なスペイン料理店をデパートに開こうとしたのだが、当時イタリアンもまだ一般的でなかった時代に、オリーブオイルの匂いが受け入れられず、パエリアもオリーブオイルで作るのに、匂いで食べられないとの声が多かった為、やむなくバターで作らなければならなかった。場所柄子供連れの多いデパートという事もあったが、それほどまだ日本人にオリーブオイルが普及していなかった。ここで私は、2年お世話になった。
祇園「フィゲラス」は、現在超人気の建築家の一人、若林さんの奥さんのお店としてしられている。永く現場で料理を作ってこられた山本さんが、現在京都駅の「スバコ」店。「タパタパ」も含めてフィゲラス伝統の味を、守っておられる。夕方働いている私にとって、タパタパは一番身近な存在。若林さんは、私の陶芸のホームグランドだった円山公園「東観荘」時代、2階の一番奥が、私の「円山陶芸倶楽部」。隣が、私も企画店に出品していた「たちきち」で「アダム&イブ」ブランドに関わってきた若林さんら「アバコ」の3人の会合の場になっていたので、吉川妙佳さんのお引き合わせでお出会いした。ちょうど南海ラピートの設計でブレイクされ、「西利」本店の設計でも話題になっておられた頃。『西利』の平井専務のお話では、アダム&イブの時代から、店舗設計などは、若林さんに任せておられるとの事。信頼の厚さが伺える。今、三条御幸町の「アートコンプレックス」の取り組みで、若者文化をリードする建築家を支えた奥様もまた、スペイン料理を京都に発信してこられたパイオニアの一人なのだ。
スペイン料理といえば、「パエリア」。この料理に使う鍋の輸入を始めたのが、私のいた「グランピエ商会」の岡田社長。学生時代をスペインで過ごし、銀閣寺の『橋本関雪記念館』内の「ノアノア」の地下でスタート。現在もショールームがある東天王町のマンションに移る。北白川にスペインのバールをイメージした無国籍料理「カプリチョース」をオープン。スペイン語の気まぐれの意味。天王町に2を意味する「セグンド」に続き、現在も山田さんががんばっている三条木屋町一筋北の「セサモ」がオープンした。
一番スペインを意識した「セサモ」が唯一残っている。グランピエは、その後「鹿々ケ谷山荘」「ちょうちょ」など和食中心に展開。「セサモ」は、独立している。
スペイン人シェフのお店として有名になったのが、「アントニオ」アンダルシアの料理を二条寺町西入る、和の立派な家具で有名な「やまかわ」さんの西隣。ただし夜のみが原則で、昼はパーティーのみ。もう一軒は、銀閣寺の「ペィオペペ」。有名なドライシェリーの名前。四条大宮・など2度の移転で、現在の場所に。シェフは、「ボデゴン」出身。
御池の木屋町の「JAMPACK」も人気のお店姉妹店リコリコが出町柳に。メキシコ・ペルー料理の「ビクーニャ」が移転してきてにぎやかになりそう。
今は、岩倉の「フラメンコ教室」になっている「アリコイリス」は、かつて祇園にスペイン料理店を経営しておられた。聖護院の人気の仕出し店「山秀」のお嬢さんが、フラメンコを勉強され、開かれたお店。当時何度か寄せていただいた。
京都でスペイン料理が40年近い歴史のなかで、今注目なのが、海鮮スペイン料理「ラマーサ」など3軒のオーナー木下さん。
お寿司屋さんにワインを置いて、新鮮なネタに合う物を研究していたらスペイン料理になった。と。
三条キョウエンのガリシア料理店「ガジェガ」炭焼きの「エルフォゴン」「フイゴ」などスタッフを、別々の地域に勉強に行かせる方法。
御所南裁判所東に「セラディエスタ」がある。カフェバー
京都駅ビル伊勢丹の「スバコ」の「フィゲラス」は烏丸に三号店が。長岡京にもアレグレが。
新しいターミナルの顔がスペイン料理になってきたのは、スペイン料理の時代到来を感じさせる。
北山セレブの隠れ家「和蘭芹」イオンモールにも
金閣寺「いただき」で素敵な洋食1300円
「同志社定食」は「グリルデミ」烏丸夷川西
「キッチンごりら」の厚切りポークステーキ
スペイン料理「テイオペペ」でビンチョスセット千円。
烏丸高辻イタメシランチ880円
金閣寺「いただき」で素敵な洋食1300円
「同志社定食」は「グリルデミ」烏丸夷川西
「キッチンごりら」の厚切りポークステーキ
スペイン料理「テイオペペ」でビンチョスセット千円。
烏丸高辻イタメシランチ880円
Posted by こやまあきゆき at 17:54
│欧州料理
この記事へのコメント
スペイン語料理おいしいな・・・
Posted by スペイン語翻訳者 at 2012年01月27日 15:31