2010年02月27日
2010年京都7大カフェ
京都くいしんぼうの会 こやまあきゆき好みの2010年京都7大カフェ決定
いつもカフェについては書いていることですが、私たちが新しい食文化を受け入れるのには時間がかかります。しかも特定の食道楽の世界とは違って、新しい味や食のスタイルが、日常生活にまで入り込む為には、普段ご飯や身近な生活の中に新しい料理・調味料・味がはいっていかなければなりません。私は以前からカフェの存在が、様々な新しい食文化を受け入れる大きな役目を担ってきたと考えています。いきなりイタリアンが入ったわけでもなく、ケチャップとスパゲティがセットで入り込み、かなりの時間がかかって、オリーブオイルを受け入れたように、洋食としてのカレーの普及があって、今の本格的インド料理・タイ料理があるように。そんな中で、素敵なカフェがたくさんありますが、これぞ京都の文化といえる7大カフェを選んでみました。いかにも京都。そして幅広くたくさんの方にも利用できる幅広い受け皿。洋館や町屋、和カフェのいいお店は京都にたくさんあります。いろんな要素から今年になってずっと考えてきました。ここに発表します。
◎「吉田山山頂茂庵」・・・吉田山山頂にあるお茶室を生かして、作られたカフェ。何よりも銀閣寺からでも熊野神社からでも岡崎からでも、神楽坂を通って、ほかでは見られない摩訶不思議な歴史的家並を横目に、山中に点在するお茶室の横を抜け、たどり着くまでがドラマ。更に靴を脱いで2階のお店に上がると、京都北部や西山方面を眺めながらのカフェスペース。メニューで、ピアタパンなどいただいても良し、塩芳軒さんの和菓子でお茶しても良し。おまけに山頂北公園方面までの帰路は、四季を感じ、プチ旅行気分。1軒のカフェに行くだけなのにドラマがあるカフェ。京都で暮らしているなら1度は行ってほしい。
◎「吉田山荘真古館」・・・皇室関係の邸宅に入る機会って御所などの特別拝観以外になかなかないでしょう。もちろん京都には、皇室縁の寺院がたくさんありますが、休憩所は別として、生活の場がカフェになってるのは、めったにないのでは。吉田山神楽坂にある旧東伏見の宮邸跡にあるカフェ。お食事の方は、敷居が高すぎてなかなか私には手が届きませんが、カフェなら誰でも気楽に行けます。しかも、銀閣寺で有名な自然食などの素材の研究などもグループでこだわっている「おめん」がサポート。それだけに、出しておられるメニューも素材にこだわった健康志向のものばかり。そして何よりも、和紙コピーとはいえ、女将さん手書きの和歌の写しが添えられている。さりげなく雅を体験できる。ちなみに私その女将の和歌、大切に残してます。
◎「西陣さらさ」・・・・・・・・銭湯が姿を消していった時代。大胆にタイルを新しく生かした間仕切りなど、その空間をまったく新しい、ライブもできる空間に生かしたカフェ。「ザッハトルテ」のライブでも有名に。料理のスタイルも「さらさスタイル」と言っていいほど、これからのカフェの1つの方向を打ち出している。エスニックカフェダイニング的時代。素材重視のスローフード的要素。これまで取り組んできた的確な方向性が、多くの特に女性に支持される「さらさブランド」に。カフェとかダイニングとか何料理とか表現するより「さらさ」です。それだけで安心。ただ、あまりの人気に並ばないといけないお店が多いが、西陣は受け皿が大きいので、今までは、いつもどこかに居場所見つけてます。(こやま好みは入ってすぐ右の本箱近くの席。
◎「セカンドハウス西洞院店」・・・銀行跡を利用したカフェ。京都のライブもある無国籍ジャズバー的なお店の草分け「ざっくばらん」。が突然スパゲティとボリューム満点でおいしいスィーツの「セカンドハウス」を最初に作ったとき、正直2つがまったく結びつかなかった。それは今でも。自然に浸透していった「セカンドハウス」が、ある日銀行跡をカフェにした時、高級フレンチでもやるのかと思ったら、「セカンドハウス」は、「セカンドハウス」。ただ違うのは、スケールの問題だけでなく「ザックホール」・陶芸ギャラリーなども併設。1つ1つのグループの個性が、身近空間のままで、特別な空間にもなる。ある意味気楽に飲んでいた「ざっくばらん」がライブハウスになるように、それぞれの持ち味そのままに、自由にコラボできる多様性。ある意味いろいろあっても「さらさ」と正反対。スタッフも持ち味も明確に独自性持っているのに、シナリオが変わると個性派俳優の役柄がどんどん変化するような、ある意味自然体で入っていける空間。そこを利用する人も、多様な人が、自分なりの使い勝手で自分空間にして、自然に溶け込んでいるように思う。
◎「flowing KARASUMA」・・・京都の烏丸通りといえば、一流銀行が立ち並ぶ京都の南北のメインストリート。昔の都の朱雀大路みたいなもの。事実地下鉄がその下を走っている。しかも東西線が走る御池と繁華街の四条・三条通りのど真ん中。そこにあった、かなり広い銀行跡を飲食店にするんなら、どうしても超高級店になってしかるべし。ところが、絶品の竹炭を使った「フローイングシュー」¥230.甘さ控えめアーモンドクリームもたっぷり使った「レモンタルト」¥350。へーゼルナッツが滑らかに仕込まれた絶品スィーツ「ノッチョーラ」¥320.パティシエが、精魂込めて作ったオリジナルスィーツのある、京都の一等地に建つ絶品のカフェ。ダイニングメニューもランチ¥950から、日替わり¥1000ダイニングメニューもミネストローネ¥400 本ズワイガニとレンコンクリームスパ¥1400 おまかせコース¥2500 スペシャルコース¥3500(手打ちパスタ希望+¥300)
近くのオフィス街の方ならもうみんな知ってる空間。おまけにスタッフの高感度も最高です。2階におライブスペースあります。
◎「京都芸術センター明倫館前田珈琲」・・・歴史ある小学校が、今に生きる芸術家の社交場に変身。京都が明治になって首都が東京に移ったとき、京都の各界の代表が集まって知恵を出し合った。これからの時代に京都がだめになっていくのでは?話し合った結果、京都の全域に60以上の番組小学校をたった1年で作った。もちろん府からの予算もあったが、町衆からの知恵でかまど税が作られ、地域の金持ちが世話人となって各地域単位で、かまどの数でお金を集めた。実際には、お金持ちが立て替えたケースが多かったようだ。これはやはり小学校を活用した「学校博物館」にくわしく紹介されている。そして今統廃合で廃校になるべき学校が、これからの芸術活動の現代に生きる拠点に。その中に、近くに本店を置く専門店の前田珈琲が、喫茶を担当。おいしい和のスィーツもある。ボードに書かれたおすすめメニュー。古きよき時代の学校の教室に集う満席の店内は、熱く語り合うアーティストのエネルギーに満ちている。
◎「祇園小森」・・・京都に和カフェはたくさんある。特に宇治の茶所は、近年どこも抹茶スィーツの和カフェが人気。また町屋カフェもたくさんある。更には五花街には、昔から地域の人の社交場敵カ喫茶店・カフェがある。しかし、「小森」は、あのやまとはしから新橋の白川に沿った橋のたもと。舞妓さんが拝んでいるドラマで必ず出てくる辰巳神社の目と鼻の先。どんなに観光客が押し寄せても、1歩入ると各部屋は、2席ほどの空間に。相席にはなるが、眼下に水の流れ。周辺は、春の桜を初め、1年中素敵空間。最近人力車も登場。近場に古門前・新門前の古美術街。これだけの立地なのに土日・桜の季節以外は、意外と入れる。おまけに、メニューに独自性を出そうとする意欲も手抜きがない。狭い空間に押し込まれる超人気和パフェと違った、行ってよかった満足度は。花街1だと私は思う。私のようにいい年した甘党の親父1人でも、気もち良く受け入れてくれる。1品食べて思わず別の1品もいただいた。決して1人なのに相席の会話が気にならなかったのは、おそらく皆、この空間とスィーツを楽しみに来たからだろう。さすがに土日はよく並んでます。
いかがですか?皆さんの7大カフェは?
これから、ほかにもいろんなテーマの7大カフェ楽しんで作っていきます。皆さんも自分好みで京都7大カフェ作ってください。
いつもカフェについては書いていることですが、私たちが新しい食文化を受け入れるのには時間がかかります。しかも特定の食道楽の世界とは違って、新しい味や食のスタイルが、日常生活にまで入り込む為には、普段ご飯や身近な生活の中に新しい料理・調味料・味がはいっていかなければなりません。私は以前からカフェの存在が、様々な新しい食文化を受け入れる大きな役目を担ってきたと考えています。いきなりイタリアンが入ったわけでもなく、ケチャップとスパゲティがセットで入り込み、かなりの時間がかかって、オリーブオイルを受け入れたように、洋食としてのカレーの普及があって、今の本格的インド料理・タイ料理があるように。そんな中で、素敵なカフェがたくさんありますが、これぞ京都の文化といえる7大カフェを選んでみました。いかにも京都。そして幅広くたくさんの方にも利用できる幅広い受け皿。洋館や町屋、和カフェのいいお店は京都にたくさんあります。いろんな要素から今年になってずっと考えてきました。ここに発表します。
◎「吉田山山頂茂庵」・・・吉田山山頂にあるお茶室を生かして、作られたカフェ。何よりも銀閣寺からでも熊野神社からでも岡崎からでも、神楽坂を通って、ほかでは見られない摩訶不思議な歴史的家並を横目に、山中に点在するお茶室の横を抜け、たどり着くまでがドラマ。更に靴を脱いで2階のお店に上がると、京都北部や西山方面を眺めながらのカフェスペース。メニューで、ピアタパンなどいただいても良し、塩芳軒さんの和菓子でお茶しても良し。おまけに山頂北公園方面までの帰路は、四季を感じ、プチ旅行気分。1軒のカフェに行くだけなのにドラマがあるカフェ。京都で暮らしているなら1度は行ってほしい。
◎「吉田山荘真古館」・・・皇室関係の邸宅に入る機会って御所などの特別拝観以外になかなかないでしょう。もちろん京都には、皇室縁の寺院がたくさんありますが、休憩所は別として、生活の場がカフェになってるのは、めったにないのでは。吉田山神楽坂にある旧東伏見の宮邸跡にあるカフェ。お食事の方は、敷居が高すぎてなかなか私には手が届きませんが、カフェなら誰でも気楽に行けます。しかも、銀閣寺で有名な自然食などの素材の研究などもグループでこだわっている「おめん」がサポート。それだけに、出しておられるメニューも素材にこだわった健康志向のものばかり。そして何よりも、和紙コピーとはいえ、女将さん手書きの和歌の写しが添えられている。さりげなく雅を体験できる。ちなみに私その女将の和歌、大切に残してます。
◎「西陣さらさ」・・・・・・・・銭湯が姿を消していった時代。大胆にタイルを新しく生かした間仕切りなど、その空間をまったく新しい、ライブもできる空間に生かしたカフェ。「ザッハトルテ」のライブでも有名に。料理のスタイルも「さらさスタイル」と言っていいほど、これからのカフェの1つの方向を打ち出している。エスニックカフェダイニング的時代。素材重視のスローフード的要素。これまで取り組んできた的確な方向性が、多くの特に女性に支持される「さらさブランド」に。カフェとかダイニングとか何料理とか表現するより「さらさ」です。それだけで安心。ただ、あまりの人気に並ばないといけないお店が多いが、西陣は受け皿が大きいので、今までは、いつもどこかに居場所見つけてます。(こやま好みは入ってすぐ右の本箱近くの席。
◎「セカンドハウス西洞院店」・・・銀行跡を利用したカフェ。京都のライブもある無国籍ジャズバー的なお店の草分け「ざっくばらん」。が突然スパゲティとボリューム満点でおいしいスィーツの「セカンドハウス」を最初に作ったとき、正直2つがまったく結びつかなかった。それは今でも。自然に浸透していった「セカンドハウス」が、ある日銀行跡をカフェにした時、高級フレンチでもやるのかと思ったら、「セカンドハウス」は、「セカンドハウス」。ただ違うのは、スケールの問題だけでなく「ザックホール」・陶芸ギャラリーなども併設。1つ1つのグループの個性が、身近空間のままで、特別な空間にもなる。ある意味気楽に飲んでいた「ざっくばらん」がライブハウスになるように、それぞれの持ち味そのままに、自由にコラボできる多様性。ある意味いろいろあっても「さらさ」と正反対。スタッフも持ち味も明確に独自性持っているのに、シナリオが変わると個性派俳優の役柄がどんどん変化するような、ある意味自然体で入っていける空間。そこを利用する人も、多様な人が、自分なりの使い勝手で自分空間にして、自然に溶け込んでいるように思う。
◎「flowing KARASUMA」・・・京都の烏丸通りといえば、一流銀行が立ち並ぶ京都の南北のメインストリート。昔の都の朱雀大路みたいなもの。事実地下鉄がその下を走っている。しかも東西線が走る御池と繁華街の四条・三条通りのど真ん中。そこにあった、かなり広い銀行跡を飲食店にするんなら、どうしても超高級店になってしかるべし。ところが、絶品の竹炭を使った「フローイングシュー」¥230.甘さ控えめアーモンドクリームもたっぷり使った「レモンタルト」¥350。へーゼルナッツが滑らかに仕込まれた絶品スィーツ「ノッチョーラ」¥320.パティシエが、精魂込めて作ったオリジナルスィーツのある、京都の一等地に建つ絶品のカフェ。ダイニングメニューもランチ¥950から、日替わり¥1000ダイニングメニューもミネストローネ¥400 本ズワイガニとレンコンクリームスパ¥1400 おまかせコース¥2500 スペシャルコース¥3500(手打ちパスタ希望+¥300)
近くのオフィス街の方ならもうみんな知ってる空間。おまけにスタッフの高感度も最高です。2階におライブスペースあります。
◎「京都芸術センター明倫館前田珈琲」・・・歴史ある小学校が、今に生きる芸術家の社交場に変身。京都が明治になって首都が東京に移ったとき、京都の各界の代表が集まって知恵を出し合った。これからの時代に京都がだめになっていくのでは?話し合った結果、京都の全域に60以上の番組小学校をたった1年で作った。もちろん府からの予算もあったが、町衆からの知恵でかまど税が作られ、地域の金持ちが世話人となって各地域単位で、かまどの数でお金を集めた。実際には、お金持ちが立て替えたケースが多かったようだ。これはやはり小学校を活用した「学校博物館」にくわしく紹介されている。そして今統廃合で廃校になるべき学校が、これからの芸術活動の現代に生きる拠点に。その中に、近くに本店を置く専門店の前田珈琲が、喫茶を担当。おいしい和のスィーツもある。ボードに書かれたおすすめメニュー。古きよき時代の学校の教室に集う満席の店内は、熱く語り合うアーティストのエネルギーに満ちている。
◎「祇園小森」・・・京都に和カフェはたくさんある。特に宇治の茶所は、近年どこも抹茶スィーツの和カフェが人気。また町屋カフェもたくさんある。更には五花街には、昔から地域の人の社交場敵カ喫茶店・カフェがある。しかし、「小森」は、あのやまとはしから新橋の白川に沿った橋のたもと。舞妓さんが拝んでいるドラマで必ず出てくる辰巳神社の目と鼻の先。どんなに観光客が押し寄せても、1歩入ると各部屋は、2席ほどの空間に。相席にはなるが、眼下に水の流れ。周辺は、春の桜を初め、1年中素敵空間。最近人力車も登場。近場に古門前・新門前の古美術街。これだけの立地なのに土日・桜の季節以外は、意外と入れる。おまけに、メニューに独自性を出そうとする意欲も手抜きがない。狭い空間に押し込まれる超人気和パフェと違った、行ってよかった満足度は。花街1だと私は思う。私のようにいい年した甘党の親父1人でも、気もち良く受け入れてくれる。1品食べて思わず別の1品もいただいた。決して1人なのに相席の会話が気にならなかったのは、おそらく皆、この空間とスィーツを楽しみに来たからだろう。さすがに土日はよく並んでます。
いかがですか?皆さんの7大カフェは?
これから、ほかにもいろんなテーマの7大カフェ楽しんで作っていきます。皆さんも自分好みで京都7大カフェ作ってください。